悪質ブリーダーから保護した猫が妊娠 縁あって家族になった子猫 脱衣所で飼い主さんのお風呂上りを待つ甘えん坊

渡辺 陽 渡辺 陽

悪質なブリーダーから保護した猫が妊娠していた

こたろうくん(2歳5カ月・オス)は、2021年5月1日から広島県在住のねこのこたろうさん夫妻と暮らしている。隣県に住んでいる保護主が悪質なブリーダーからスコティッシュフォールドを保護した時に、身ごもっていた子だったという。

保護主は、「大切に飼ってくれる人に譲渡したい」と掲示板に掲載していた。母ちゃんは、掲示板を見てからすぐに保護主に連絡して、何度もLINEでメッセージや写真のやり取りをした。

「先代猫はホームセンターの里親募集で出会って一番長く一緒にいたのですが、がんでなくなってしまいました。それ以来、別れが悲しいのでもう動物は飼わないと決めていたのですが、3年経った頃、ペットショップで子猫を眺めたり、ネットニュースの猫の記事を読んだりするうちに、また猫を迎えたいと思うようになりました。」

運命の出会いだったのか

車で保護主のところにこたろうくんを引き取りに行った帰路、キャリーの中で落ち着かない様子だったが、いつしかすやすやと眠っていた。家に着くとしばらくおどおどしていたが、やがて自らキャリーから出て家の中を探検したという。

「臆病な性格なのか、よくキャビネットやベッドのしたなどの隙間に隠れていました。」

丸い顔で、鼻から口にかけてチョビヒゲみたいに色が濃い、愛嬌のある顔を見て、「こたろう」という名前にした。

こたろうくんは、父ちゃん、母ちゃんにべったりという感じではなく、少し離れていることが多い。

「でも、いつも誰かの姿が見える場所にいて、付かず離れずの距離を保っています。こたろうはお風呂が嫌いなのですが、私や父ちゃんが風呂場にいる時は、必ず脱衣所にいて生存確認をしています」

母ちゃんはディズニーが大好き。こたろうくんの背中の模様がミッキーのマークに見えるので、「うちに来たのは運命だったのかな」と言っている。

こたろうくんを迎えて以来、夫婦間の会話が増え、ちょっと間抜けな顔にいつも癒されているという父ちゃんと母ちゃん。

「小さな頃は病弱だったのですが、無事大きくなってくれて良かったと喜んでいます」

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