「青森の市場が寒過ぎて、アワビたちが湯たんぽに集まって暖を取っている」とツイートをされたのは、caorine(@caorine)さん。
写真には、よく見かける発泡スチロールのボックスの中に入ったアワビ。よく見ると、湯たんぽが入っているではありませんか。湯たんぽとは本来、中に湯を入れて寝床などに入れて足や体を温めるものですが、写真ではアワビが寒さをしのぐように湯たんぽの上に集まっています。
「寒がりなのか~い。」
「アワビも寒がるのか…。」
「やっぱり生き物なんだなあ」
「湯たんぽが金魚型なのもかわいいですね(笑)」
リプ欄には、初めて見る光景に感心する声が多数寄せられました。
この日の青森県の最低気温はマイナス11度。貝類でも寒さを感じるのか…と気になるところ。撮影したcaorineさんに当時のお話を聞きました。
ーーこの写真はどちらで撮影されたのでしょうか?
「場所は青森県内のとある市場で、今年の1月31日に伺った時に撮影したものです」
ーーこの日は連日に比べて寒かったのでしょうか?
「冬の青森はだいたい寒いと思いますが、朝だったのでマイナス気温だったと思います。雪も降っていました」
ーー0度以下の気温ということもあり、アワビも寒かったんでしょうかね。
「本当に暖を取っていたかは分かりませんが、市場のおばちゃんが水が冷たいので湯たんぽ入れたらアワビが寄って来た、と言っていたので、アワビもあったかいところがいいのかな〜可愛いな〜と思って。半分冗談のつもりで投稿したのが、まさかこんなに反響があるとは(笑)」
ーーcaorineさんは、今まで市場で湯たんぽが入れられているのを見たことは?
「湯たんぽは見たことないですね」
ーー全国各地を巡っているcaorineさんにとって、青森県の魅力とは?
「冬の青森は寒いですが、温泉がたくさんあり、雪を見ながら浸かる温泉も最高です。魚介もお酒も美味しく、2月は特にホッキ貝が旬です。甘くてプリプリ、旨みの濃い味に驚きました。今回は三沢市の割烹料理屋で食べましたが、美味しい店がたくさんありますよ。冬の青森へもぜひおいでください」
今回反響があったことを受けてcaorineさんは、「みなさま優しくて温かいコメントを多くいただき、感謝しています。各地で街歩きするのが好きなので、またほっこりするような面白い風景を見つけたらUPしてみようと思います。ありがとうございました」と話してくれました。
調べてみると、貝類には痛覚はないものの、環境の変化や気温の変化に反応する変温動物であるため、暑いや冷たいといった感覚はあるそうな。
冬の青森は寒さも強烈ですが、それ以上に素晴らしい景色やグルメがたくさんあって魅力満載です。もしかしたら、湯たんぽに寄り添うアワビの珍しい光景も見られるかも?
■Twitter:「caorine」(@caorine)
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