「モラハラ被害者」になりやすい人の特徴7つ…自覚のある人は気をつけて!【離婚カウンセラーからのアドバイス】

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モラハラ被害者の対処法は?

モラハラされやすい女性にとって大切なのは、まず自分にモラハラされやすい特徴があるという自覚を持つことです。それによって、自分と夫や彼氏との関係を振り返ることができます。その結果、自分がモラハラ被害者だと気づいたときはどうすればいいのでしょうか。効果的な対処法を3つ紹介します。

▽カウンセリングなどで加害者を改善させる

モラハラは当人同士で解決するのが難しく、第三者が間に入ったほうが解決につながりやすいと言われます。しかし、モラハラ加害者は自分の非を決して認めない性格なので、加害者であることも認めようとはしません。改善させるのは非常に困難だと思っていたほうがいいでしょう。

それでも、当人同士で克服しようと考えるのなら、カウンセリングなどを受けて互いに自分を客観視することを勧めます。カウンセラーは数多くの事例を見てきており、改善につながる方法も知っています。きっとよいアドバイスを受けられることでしょう。

▽そのままやり過ごす

モラハラを改善させるのは非常に困難で、加害者だけでなく、被害者の側にも精神的な負担がかかることがあります。いっそ、それなら相手を適当にやり過ごしてしまうというのも一つの方法です。子どもが小さければ、子どものために我慢するのも一つの手段でしょう。

我慢すると言っても、相手の言うことを素直に聞く必要はありません。相手が声高に何かを主張しても「そうね、好きにしたら」「私は自分の思った通りにするわ」などと相手にしなければいいのです。多少の嫌がらせも気付かないふりをします。相手にされていないと気づけば、モラハラも諦めてくれるかもしれません。

▽別れる・離婚する

モラハラが原因で別居したり、離婚したりする夫婦は少なくありません。モラハラに耐えられないと感じたら、一度物理的に距離を取ることを考えてもいいでしょう。

モラハラ男は高圧的な態度を取っていながら、実は相手の女性が去っていくのを恐れています。このため、別居や離婚を切り出された途端、一転して反省するモラハラ男もいます。しかし、ほとぼりが冷めたら再びモラハラを始めるケースも多いので、注意が必要です。 

モラハラ被害者になりやすい女性はまずは友人へ相談 

モラハラはマインドコントロールに近い部分があり、エスカレートすると被害者が洗脳されたような状態になってしまうこともあります。そうなるとモラハラの関係から簡単には脱却できません。

もし、自分がモラハラされやすい女性のタイプに近いと感じたら、既にモラハラによる洗脳が始まっているかもしれません。自分ではなかなか気づけないので、親しい友人に相談するなどして自分の現在の状況を確認してみましょう。

◆渡辺里佳(わたなべ・りか)離婚カウンセラー
30代半ばで離婚を経験し、子どもたちが成人する頃に「夫婦関係や離婚に悩む人の助けになりたい」「人の役に立ちたい」という想いが膨らみ、2011年、夫婦問題研究家・岡野あつこ主宰の「離婚カウンセラー養成スクール」に通学。 夫婦問題に特化したカウンセリングを学び、同年9月「離婚カウンセラー」資格を取得、52歳でカウンセラーに。
心理を深く学ぶため、日本プロカウンセリング協会認定「心理カウンセラー2級」資格を取得。現在、法務省認証の民間調停機関「家族のためのADRセンター」主催の「パパとママの離婚講座」の講師を担当。ライター、エディターとしても活動している。課題解決型マッチングメディア「リコ活」専門家。

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