まさか私が「モラハラ妻」!? 離婚カウンセラーが解説【診断チェックリスト】…要注意なあなたに試してほしい“4つの改善策”

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モラハラ妻の治し方は?

妻がモラハラを続けると、夫の心は妻から離れ、ついには家庭が崩壊しかねません。そうならないため、妻のモラハラを治す方法はあるのでしょうか。モラハラの改善に有効だと思われる4つの方法を紹介しましょう。

▽どんな時にストレスが溜まるか書き出してみる

まずは、冷静に自分を振り返ってみましょう。どんなときにストレスを感じるのか、日記に書き出してみるのが有効です。不満や苛立ちを抱くのは育児に関してなのか、家事に対してなのか、どのような時間帯にストレスを感じるのか、自分の心理状態や感情を書くことで、客観的に自分を捉えられます。

書くことで、自分の考え方の傾向や思考パターンをつかめたら、もう一息です。どうしたら夫に感情をぶつけずにストレスを解消できるのか、不平や不満を溜めこまずにいられるのかを考えてみましょう。夫婦で話し合えれば、夫婦関係の再構築につながるかもしれません。

▽不満は学校や職場で注意する時と同じように伝える

職場で仕事が思い通りにならないからといって、同僚や部下に八つ当たりしたり、暴力を振るう人はあまりいないでしょう。もしいたら、今はパワハラで訴えられてしまいます。しかしモラハラ妻は、そんな威圧的なパワハラ上司と同じような態度を夫に取っているかもしれません。

不平や不満があっても、いきなり頭ごなしに言うのではなく、相手の気持ちになって伝えることが大切です。職場で部下に注意したり、学校で生徒を諭したりするように、言葉を選ばなければ相手は聞いてくれません。普段の自分の言動が、相手をどのような気持ちにさせるのか、よく考えてみましょう。

▽最終的にどうなりたいか考える

自分がモラハラを続けていると、最終的にどうなるのかを立ち止まって考えてみましょう。夫とどのような関係になりたいのでしょうか。いつも喧嘩を繰り返し、子どもに悲しい思いをさせながら関係の冷えこんだ夫と同居を続けるのか、別居や離婚を選ぶのか。それとも穏やかな家庭で家族仲良く日々を過ごしたいのか。

もし、穏やかな家庭を目指したいのなら、やるべきことは一つです。自分の言動を振り返り、反省したうえで夫とよく話し合いましょう。

▽第三者も交えて話し合う 

モラハラがエスカレートすると、2人で問題を解決するのが難しくなります。カウンセリングを受けるなどして、第三者に入ってもらうことでモラハラの改善につながることがあります。

モラハラ妻は感情的になりがちです。いくらストレスが溜まっても、相手を言葉の暴力で傷付けてしまってはいけません。つい感情的になってしまうという自覚のある人は、特にカウンセリングが有効でしょう。

モラハラ妻をやめたいならストレスの原因を整理しよう

モラハラをやめたいのに、やめられないと悩む妻は決して少なくありません。モラハラは、その人の思考パターンや考え方とも深く関わっているので、そう簡単には改善しないのです。まずは、どんなときにどのようなストレスを感じるのかを整理し、どうすればストレスをため込まずに解消できるのか、を考えましょう。

そして、カウンセラーや夫に協力を求め、時間をかければモラハラも少しずつ改善していくはずです。温かで穏やかな家庭を築くことを目指し、夫婦で手を取り合っていきましょう。

◆渡辺里佳(わたなべ・りか)離婚カウンセラー
30代半ばで離婚を経験し、子どもたちが成人する頃に「夫婦関係や離婚に悩む人の助けになりたい」「人の役に立ちたい」という想いが膨らみ、2011年、夫婦問題研究家・岡野あつこ主宰の「離婚カウンセラー養成スクール」に通学。 夫婦問題に特化したカウンセリングを学び、同年9月「離婚カウンセラー」資格を取得、52歳でカウンセラーに。
心理を深く学ぶため、日本プロカウンセリング協会認定「心理カウンセラー2級」資格を取得。現在、法務省認証の民間調停機関「家族のためのADRセンター」主催の「パパとママの離婚講座」の講師を担当。ライター、エディターとしても活動している。課題解決型マッチングメディア「リコ活」専門家。

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