東京最西端の山中にある“工場萌え”スポットを堪能…一部見学者のマナーに問題も

北村 泰介 北村 泰介
川原から仰ぎ見る工場。メタリックなボディーからも木が生えて緑葉が揺れていた=東京・奥多摩町
川原から仰ぎ見る工場。メタリックなボディーからも木が生えて緑葉が揺れていた=東京・奥多摩町

 同社によると、撮影のために橋の上や対岸の寺の敷地に車を止める人がいて、苦情が出たこともあったという。担当者は「小学校や民家の近隣でギリギリ稼働しているということもあり、周囲には非常に気をつかって仕事をしているのですが、撮影のために学校内や工場内に無断で入る人がいた。“風景の一部と化したもの”をご覧になることを禁止にはできないが、そこは注意喚起させていただきたい」と呼びかけた。

 マナーの順守に加え、気を付けたいのは事故が起きないこと。工場下の川原までのルートに注意点がある。

 記者は橋を対面まで138歩で渡り切り、けもの道のような狭い坂を伝って川沿いに降りたが、流れが速く、足場となる岩がない箇所もあり、工場のある対岸に渡ることを断念。強引に渡っていれば水没していたかもしれない。引き返す際には、木の枝に捕まりながら急傾斜の坂を登る羽目に。事前に道順を確認していなかったことを反省した次第だ。

 川原に出るには橋を渡らず、左手前にある階段からの遊歩道を進めば容易に到達できる。マナーと安全なルートを踏まえて工場風景を目に焼き付けたい。

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