ひき肉丸ごとステーキ、美味しいか不味いか…料理研究家リュウジが決着!「手抜きに見えるけど立派な調理法」

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ひき肉をそのまま焼いた「ひき肉丸ごとステーキ」と呼ばれる料理が、X上で賛否の議論が巻き起っている。美味しいとの声がある一方で、「肉のアクと臭みが残るし、捏ねてないから旨みも少ない」「肉汁が飛んでパサパサになった」と反論する人も。そんな中、料理研究家のリュウジさんが議論に決着を付けた。調味料や焼き方のコツは―。

発端は、「帰宅30分で作るまるごとひき肉ステーキ。旨味たっぷりで美味しすぎた」と写真を添えた綴られた投稿。料理に対して否定的な意見が集まると、リュウジさんが反応。「不味いって炎上しているみたいだけど旨いよ!ハンバーグとの明らかな違いは肉の食感で、挽き肉は捏ねると弾力が出て、いわゆるステーキのような『肉感』が弱まる。ハンバーガーのパティは、あえて捏ねないから肉感たっぷり。一見手抜きに見えるけど立派な調理法です」などと説明していた。

コツはアルミホイルで包んで蒸し焼き

後日、リュウジさんは牛豚合いひき肉200グラムを使って検証動画を投稿。フライパン用ホイルにひき肉を乗せて、上や横から押し固め、塩、コショウ、薄力粉を振ってひっくり返す。裏側も同様に、塩、胡椒、薄力粉を振り、さらに推し固めて火にかける。表面がパリッと焼けたら裏返し。裏側もしっかり焼けた後、酒を大匙1と半分入れて、アルミホイルを包み、蓋をして、5分ほど蒸し焼きにするという。

「冷たいひき肉が重要。温かいひき肉だと油が出てきてしまう。冷たいひき肉は表面が固まるからそこまで出てこない」とリュウジさん。アルミホイルで包むことでジューシーになり、パサつきが抑えられるという。

最後は、好みで塩、ガーリックパウダー、黒コショウ、パセリを振って、粒マスタード、わさびと合わせて実食。「肉肉しい。これはステーキ、別物。不味いって言っている人はハンバーグと比べている気がする。食の経験値がない人が(不味いと)言っている気がする。しっかりと肉感を感じられる。玉ねぎも切っていないのに、ずぼらで美味しい」と話した。

ちなみに、ひき肉を丸ごと使ったレシピは、エバラ食品のホームページなどでも公開されている。

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