木曜日~金曜日 梅雨前線が活発化 西・東日本で警報級の大雨の恐れ

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あす7日(水)の日中、西・東日本は天気が回復するでしょう。ただ、8日(木)から9日(金)は梅雨前線の活動が活発化し、九州から関東甲信を中心に大雨となる恐れがあります。

6日 九州南部で非常に激しい雨を観測 雨は7日明け方まで

きょう6日(火)、梅雨前線上の低気圧の影響で、九州は活発な雨雲がかかり、鹿児島県日置市で13時1分までの1時間に59.5ミリの非常に激しい雨が降りました。中国、四国から東海にも広く雨雲がかかり、夕方以降は関東も南部を中心に雨が降り始めています。

17時現在、九州の大雨のピークは越えましたが、九州南部では引き続き土砂災害や河川の増水に注意が必要です。中国、四国から関東は今夜も雨が降るでしょう。あす7日(水)の朝には雨のやむ所が多いでしょう。

いったん天気は回復しますが、油断できません。

8日~9日 梅雨前線の活動が活発化

8日(木)から9日(金)にかけて梅雨前線が本州付近に延びるでしょう。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発化する予想です。

8日(木)は九州から東海にかけて発達した雨雲がかかるでしょう。9日(金)は九州から関東にかけて活発な雨雲がかかり、雨脚が強まりそうです。四国や紀伊半島、東海など太平洋側を中心に総雨量が200ミリに達するような所もあるでしょう。気象庁は警報の可能性を九州から東海の所々で「中」としており、警報級の大雨となる恐れがあります。

先週末、梅雨前線と台風2号の影響で記録的な大雨となった地域でも、また雨量が多くなる可能性があります。土砂災害や河川の増水、低い土地の浸水にいっそう注意、警戒が必要です。

なお、この雨で、まだ梅雨入りしていない関東甲信なども梅雨入りとなる可能性があります。

大雨の備え

大雨が予想される場合、災害による被害を少しでも小さくしたいものです。そのために、あらかじめ備えておいていただきたいことは、次の3つです。

①避難場所や避難経路の確認をしておきましょう。いざ大雨による災害が発生すると、避難経路が通れなかったり、避難場所に行けなくなったりすることもあります。複数の避難場所や避難経路を確認しておくことが大切です。また、川や斜面の近くは通らないようにするなど、浸水や土砂災害の危険性が高い場所を避難経路に選ぶのは、避けてください。確認した避難場所や避難経路の情報は、家族で共有しておきましょう。
②非常用品の準備をしておきましょう。非常用の持ち出し品は、リュックなど両手が使えるものに入れて、すぐに持ち出せる所においてください。避難時に履く靴は、スニーカーなど、底が厚く、歩きやすい靴を用意するのが安全です。また、水道や電気など、ライフラインが止まった時に備えて、水や食料も用意してください。
③側溝などの掃除をして、水はけを良くしておきましょう。砂利や落ち葉、ゴミなどが詰まっていないかも、確認しておいてください。

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