【持ち手がネバ~?】絶対に持っていかれない傘 画期的アイデア商品はどれぐらい売れたのか? 開発者「必要なのは購入者様の勇気です」 

金井 かおる 金井 かおる

 沖縄から東海地方までが梅雨入りし、あとは関東甲信から東北の発表を待つばかりとなりました。傘を持って出掛ける日が増えると気がかりなのが、似たような傘が密集する傘立てでの傘の取り間違いです。そんな心配を吹き飛ばすような画期的な傘がSNS上で大きな話題になっています。

購入者「使う勇気がなかなか出ない」

 「糸引いてる!」「すごいリアルだ」。ネットユーザーたちを驚かせる傘を手がけたのは、宮城県仙台市の食品サンプル愛好家、kanapei(かなぺい)さん。ビニール傘の持ち手部分には納豆ご飯がべっとりと付き、糸まで引いています。

 初めて作ったのは1年ほど前。きっかけは「納豆の食品サンプルを作った際、思いの外リアルに気持ち悪く出来上がったため、このリアルさを生かせないかと考えたらこうなりました(笑)」。

 「絶対に持っていかれない傘」として販売をスタート。テレビの情報番組でも取り上げられましたが「売れたのは数本です」と笑います。

 一番多い反応は「気持ち悪い」だそうで、「購入者様も使う勇気がなかなか出ないと言われることがあるので、そこを乗り越えられるかですね。今なら『持っていかれないし、人と被らない傘』の二刀流でお使いいただけます」。

 kanapeiさんは6月に入り、自身のツイッター(@kanapei_fflab)に写真付きで傘を紹介すると、2万を超える「いいね」がつき、ユーザーからは「触りたくないwww」「隣に自分の傘を置くのもためらう」「納豆ご飯食べてる途中で出掛けたのかな?」「天才だ」「超面白い」「声出して笑った」「欲しい」「めちゃくちゃかわいい」「お花かなと思ったら納豆だった」などの声が上がりました。

 リアルすぎて購入した人も外で使うのを躊躇(ちゅうちょ)する傘。いろいろな意味で「持っていかれない傘」と言えそうです。

 「絶対に持っていかれない傘」はネットショップ「kanapei LAB.」で販売中。傘の長さは約65cm。3600円(税込み)。

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