軍手は洗濯機で洗っても大丈夫?洗濯のポイントを徹底解説

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DIYやガーデニング、車のタイヤ交換など、さまざまなシーンで活用する軍手。その用途柄、一度使うとかなり汚れてしまうので、使用するたびにきれいに洗濯するのがおすすめです。
今回は軍手を家庭用洗濯機で洗えるかどうか、洗濯機で洗う場合のコツと、手洗いする場合のポイントを解説します。


軍手を洗濯機で洗っても大丈夫?

軍手は家庭用洗濯機で洗うことも可能ですが、中には繰り返し洗濯することで生地が傷んでしまうものもあります。
軍手の種類は主に、綿100%でできた純綿軍手、ポリエステルなどの合成繊維や衣類の製造過程で出た繊維の余りを使って作られた特紡軍手、特紡軍手に綿を足して作られた混紡軍手の3つに区分されます。このうち、純綿軍手は比較的耐久性が高く、家庭用洗濯機で洗っても劣化しにくい作りになっていますが、特紡軍手や混紡軍手はやや耐久性が落ちるため、洗濯機で洗うと生地が傷むおそれがあります。
特に特紡軍手は繊維の余りや合成繊維を使っているため、他の軍手に比べると耐久性が低く、一度の洗濯だけでヨレヨレになってしまうことがあります。特紡軍手や混紡軍手を洗濯するときは、なるべく手洗いするか、あるいは生地が傷まないような工夫を採り入れた上で家庭用洗濯機を使うことをおすすめします。

なお、家庭用洗濯機で洗えるかどうかは軍手のタグやパッケージなどに印字されている洗濯表示で確認できます。洗い桶のマークに数字やアンダーバーが入っているものは、基本的に家庭用洗濯機で洗うことが可能です。[注1]
洗い桶に手のマークが記載されているものは手洗い推奨、洗い桶に×マークが付いているものは家庭用洗濯機の使用不可ですので注意しましょう。

[注1]消費者庁:「新しい洗濯表示」


軍手を洗濯機で洗うときのコツ

軍手を洗濯機で洗うときは、生地を傷めないための工夫を採り入れることが大切です。ここでは軍手を洗濯機で洗うときのコツを5つ紹介します。

■1. 軍手を乾かし、泥汚れを落としておく
軍手を泥汚れがついたまま洗濯すると、泥が繊維の奥まで入り込んでしまい、かえって汚れが落ちにくくなる可能性があります。ガーデニングや庭の除草などで泥汚れが付いた場合は、洗濯機に入れる前に一度軍手を乾かし、泥を払っておきましょう。

■2. 洗剤でつけ置きする
泥汚れを払ったら、洗面器などの容器にぬるま湯と適量の洗剤を溶かし、その中に軍手をしばらく浸けておきましょう。つけ置き洗いであらかじめ汚れを浮かせておけば、洗濯機で洗ったときによりきれいな仕上がりになります。

■3. 頑固な汚れは固形石けんで落としておく
なかなか落ちにくい頑固な汚れは、あらかじめ固形石けんで落としておくのがポイントです。洗濯用の固形石けんを水に濡らし、直接軍手にこすりつけて洗うと、大体の汚れを落とすことができます。

■4. 洗濯ネットに入れる
軍手は意外とデリケートなアイテムなので、洗濯機で洗うときは事前に洗濯ネットに入れておきましょう。複数の軍手を一度に洗うときは、なるべく1つずつネットに入れた方が、生地同士の摩擦を予防できます。

■5. 滑り止め付きの軍手を洗うときは要注意
軍手の中には、片面にゴム製の滑り止めがついているタイプのものもあります。ゴムは摩擦に弱く、洗濯機で洗うと滑り止めの部分が剥がれてしまうことがあります。剥がれたゴムが他の衣類に付着する場合がありますので、滑り止め付きの軍手を洗うときは単体で洗った方がよいでしょう。
また、ゴムは熱に弱いので、滑り止め付きの軍手を洗うときは乾燥機の使用はNGです。


軍手を手洗いするときのコツ

軍手を手洗いする際に押さえておきたいコツを3つ紹介します。

■1. 固形石けんを使う
洗濯機の予洗いと同じく、軍手を手洗いするときは固形石けんを使うのがおすすめです。固形石けんは一般的な粉末石けんや液体石けんよりも泥汚れとの相性が良く、頑固な汚れも比較的楽に落とすことができます。
なお、固形石けんは手洗い用のものではなく、洗濯専用のものを使用しましょう。

■2. 軍手をはめて洗う
軍手を手洗いするときは、指の間など細かい部分までまんべんなく洗えるよう、軍手をはめて作業します。手を洗うときのような感覚で、指先や指の間、手のひら、手の甲の部分を擦り洗いしましょう。
ある程度汚れが落ちたら、軍手を外し、特に汚れがひどい部分を局所的にこすって洗います。

■3. よくすすぐ
浮いてきた泥汚れをきちんと洗い流すために、すすぎは丁寧に行いましょう。水が汚れたら新しいものに取り替え、泡や汚れが出なくなるまで繰り返しすすぎます。


軍手はなるべく手洗いするのがおすすめ!洗濯機を使う場合は一工夫を

軍手は意外とデリケートなので、洗濯機で洗うと生地が傷みやすくなります。なるべく手洗いするのがおすすめですが、家庭用洗濯機を使う場合は、あらかじめ予洗いする、洗濯ネットに入れるなどの工夫を採り入れるようにしましょう。
なお、軍手は生地が厚いものが多いので、天気が悪い日は初めから部屋干しした方がよいでしょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、その日の天気や予想気温などのをもとに洗濯物の乾きやすさを表す洗濯指数を公開しています。軍手を外干しするか、部屋干しするかで迷ったら、「tenki.jp」の「洗濯指数」をぜひ参考にしてください。

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