花粉情報 月曜は九州~東北で大量飛散 ヒノキも増加 東京は予測飛散量まだ5割以下

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週明け20日(月)も広く晴れて、九州~東北では花粉の大量飛散が続く見込みです。スギ花粉に加え、ヒノキ花粉も九州~関東を中心に飛び、西日本では多い予想も。週の中頃からは雨が続き、花粉の飛散は抑えられ少しホッと出来ますが、油断禁物。東京都内では、これまでに飛んだ花粉の量は予測飛散量のまだ5割以下の所が多くなっています。ピークいつまで?

月曜は「非常に多い」 中頃から雨で「少ない」

20日(月)も広く晴れて、花粉は「非常に多い」飛散が続く所が多いでしょう。スギ花粉に加え、ヒノキ花粉も九州~関東を中心に飛び、西日本では多い予想も。ヒノキの花粉症の方も、対策は万全に行いましょう。

21日(火)春分の日は、西から天気が下り坂。九州などでは飛散が抑えられますが、東海から東北は花粉の飛散量は「非常に多い」予想です。22日(水)からは菜種梅雨となり、太平洋側を中心に曇りや雨の日が続く見込みです。花粉の飛散量は抑えられる所が多くなりそうです。

都内の飛散量 まだ5割以下

今シーズンは、例年以上に大量の飛散となっていますが、これまでに飛散した花粉の量は、今シーズンに飛ぶと予想される花粉(スギ・ヒノキ)最大値の、千代田区34%、青梅は44%など、50%以下の所が多くなっています。立川では73%と、予測最大値の70%を超えましたが、まだ油断できません(23区は3月13日まで 多摩地域は3月16日まで「東京都アレルギー情報navi.」より)。

今年は各地で例年よりピークが長いため、花粉症の方は長い期間、万全な対策が必要です。

ピークいつまで?

週後半は雨で花粉の飛散が抑えられますが、花粉飛散のピークが終わったわけではありません。

西日本(九州~近畿)のエリアでは、スギ花粉のピークは過ぎましたが、今年は飛散量が多いため、ピークが過ぎても油断はできません。ヒノキ花粉が3月下旬~4月中旬にかけてピークとなるでしょう。東日本(東海・関東・北陸)では、3月いっぱいはスギ花粉のピークが続く予想です。3月下旬も気温が平年より高い予想のため、東京ではヒノキのピークが例年より早い3月下旬から始まり、4月中旬にかけて続くでしょう。

帰宅後の花粉対策

花粉は、「吸わない・着けない・持ち込まない」事が大切です。

外出から帰ってきたら、うがいや洗顔をして花粉を落とすとよいでしょう。髪の毛にも花粉が付着するのでしっかりとシャンプーをするのも効果的です。

花粉飛散シーズンに窓を全開にして換気すると大量の花粉が室内に流入します。花粉のピーク時に1時間の換気をしたところ、3LDKのマンション一戸で、およそ1000万個もの花粉が屋内に流入したとの実験結果もあります。新型コロナウイルス感染予防のため、換気をする機会が多いかと思いますが、窓を開ける幅を10センチ程度にして、レースのカーテンをすることで、部屋の中に入ってくる花粉の数を、全開にした時と比べておよそ4分の1に減らすことができるという実験結果もあります。窓を開ける幅は少しでも構いませんので、なるべく換気しながら花粉を防ぎましょう。

また、床やカーテンなどに花粉が多数付着している可能性がありますので、こまめに掃除をし、カーテンは定期的に洗濯をするとよいでしょう。

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