「我が家の親分が公園にいる」2年越し念願のツーショットに大興奮 「超かわいい」「こんなのあるんだ」と話題

金井 かおる 金井 かおる

 千葉県内にある公園で撮影された写真がSNS上で大きな話題になっています。

 「我が家の電話機の親分が千葉の柏公園にいると聞いたのでツーショット撮ってきました」。投稿したのは「たま」さん(@tama11304862)。写真をよく見ると、昭和時代に流行したなつかしいプッシュ式電話機の後ろにはうり二つのすべり台が。ユーザーからは「超かわいいですね」「柏にこんな遊具あるんだ」「このデザイン粋すぎる」「知らなかった」「行きたい」「なつかしい電話」などの声が上がっています。

2年越しの対面に「興奮しました」

 念願のツーショットをかなえたばかりの「たま」さんに話を聞きました。

──まず「我が家の電話機」について教えてください。

「この電話機は23年前に初めてパソコンを買ったとき、ダイヤル回線からプッシュ回線に切り替えると同時に黒電話から交換してもらったものです」

──もしや現役ですか。

「現役です。公園に持って行ったのは電電公社のマークが付いていますが、予備としてNTTのマークが付いた2台目も持っています。実は(1台目の)電電公社の方はコードを猫が噛み切ってしまい、急きょ探して購入したのがNTTの方です。一応どちらも使えます」

──公園の存在はいつ知りましたか。

「2020年12月の産経新聞でこの公園が紹介された記事を読みました」

──それからいつか訪れようと。

「2年越しの対面で興奮しました。でも案外ひっそりしてるなとも思ったら、公園内に『忠霊之碑』というものがあり、もともとは戦没者を祀るための施設として建設されたと説明が書かれてあったので、なるほどと納得しました」

──撮影中はどんな気持ちに。

「近くで遊んでいた親子に『アホだな〜』と思われてるかもな…と思っていました」

 たまさんはプッシュホンのことを「色も形も最高に気に入っています」といい、「一生これを使いたいです」と熱く語ってくれました。

「すべり台」NTTの前身、電電公社から寄贈

 たまさんの愛機の名称は「プッシュホン」。NTT東日本の資料「電話機のあゆみ」によると、ダイヤル式黒電話の次の世代の新しい電話機として1969(昭和44)年発売。これまでは通話だけだった電話機の機能が、コンピューターとの連結も可能に。当初はグレー1色でしたが、1972(昭和47)年9月からはホワイト、グリーン、 レッドが追加され、4色展開されました。

 柏公園(千葉県柏市)にあるすべり台「プッシュホン形すべり台」は昭和56年3月、千葉県の加入電話150万台と公衆電話3万台を突破した記念として、当時の電電公社柏電報電話局から柏市へ寄贈されたもの。電話機の本体を模したすべり台と、すぐそばには受話器型のベンチも設置されています。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース