冬のパジャマに適した素材や衣替えのタイミングを詳しく解説

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パジャマは季節に合わせて衣替えするのが理想とされています。
冬用パジャマを購入する際は、冬に適した素材や、選び方のポイントを押さえることが大切です。

今回は、冬のパジャマに適した素材や、パジャマを選ぶときのポイント、冬のパジャマに替えるタイミングを紹介します。


冬のパジャマに適する素材

パジャマに使われる素材にはいろいろな種類があります。
ここでは冬用パジャマに適した素材を5つ厳選して紹介します。

■1.コットンフランネル

フランネルとは太くて短い紡毛糸を使った毛織物のことです。
なかでも、綿を使った生地はコットンフランネルと呼ばれており、綿特有の柔らかさと保温性に加え、フランネルならではの軽さと弾力性に富んでいるところが特徴です。

とくにフランネルは毛足が長く、暖かい空気をキャッチしてくれるので、気温が下がりやすい冬場でも暖かさをキープできます。

■2.ダブルガーゼ
ダブルガーゼとは、薄いガーゼを2枚重ねた生地のことです。
ガーゼはもともと柔軟性に長けた素材ですが、2枚重ねることで厚みが増し、よりふんわり感が増します。

2枚重ねによって保温性が高まり、体の冷え防止に役立ちます。
また、ガーゼは通気性が良く、就寝中に汗をかいてもべたつかないので、寝冷えしにくいところも利点のひとつです。

■3.スムースニット
スムースニットとは、表裏の両面を編むダブル組織のニットです。
凹凸が少なく、肌触りが滑らかなので、直接素肌に着るパジャマの素材として人気です。

また、ほどよい厚みがあるので保温性も高く、冷えに悩まされている方の冬用パジャマに適しています。
型崩れしにくく、繰り返し洗濯しても長持ちするのも嬉しいポイントです。

■4.コットンパイル
パイルとは生地の片面、あるいは両面に輪っかになった糸が織り出してある織物のことです。
クッション性が高く、肌触りがふんわりとして柔らかいので、タオルなどに多用されています。

平面的な織物に比べると表面積が大きいぶん、吸水性に優れ、汗をかいてもすばやく吸い取ってドライな質感を維持してくれます。
オールシーズン活用できる素材ですが、保温性の高いコットンを使用し、かつ厚みのある生地に仕上げれば、暖かな冬用パジャマとして活躍します。

■5.接結ニット
接結ニットとは、天竺ニットを二枚重ねた生地のことです。
生地と生地の間に空気層ができるため、暖かい空気を逃がしにくいところが特徴です。

ベースとなる天竺ニットはもともと通気性の良い素材なので、汗でベタつきにくく、心地良い状態をキープできます。
薄くて軽いので、二枚重ねても体に負担がかかりにくいのも魅力です。


冬のパジャマを選ぶときのポイント

冬用パジャマを選ぶ際に押さえておきたいポイントを3つ紹介します。

■1.朝晩の冷え込みに対応できるものを選ぶ
もともと気温が低くなりやすい冬ですが、朝晩はとくに一段と冷え込みが厳しくなることがあります。
場合によっては、寒さのせいで目が覚めてしまうこともありますので、朝晩の冷え込みにしっかり対応できる保温性の高いパジャマを選ぶようにしましょう。

■2.蒸れにくいパジャマを選ぶ
冬は夏に比べて汗をかきにくいというイメージがありますが、人は気温にかかわらず、寝ている間にコップ一杯分の汗をかくと言われています。
汗をかいたまま寝ていると、寝冷えを起こす原因となりますので、発汗してもすばやく水分を吸い取ってさらっとした状態をキープできる吸湿速乾タイプのパジャマを選ぶとよいでしょう。

■3.肌触りの良いものを選ぶ
空気が乾燥しやすい冬場は、肌もカサつきやすく、外部からの刺激に敏感になる可能性があります。
とくにパジャマはインナーの上に直接着用するものなので、素肌に触れても刺激にならないよう、肌触りの良いものを選ぶことをおすすめします。


冬のパジャマに替えるタイミング

夏用あるいは秋用のパジャマから、冬用パジャマに替えるタイミングには明確な決まりはありません。
とくに日本は南北に長い島国なので、同じ時期でもエリアによって気温に大きな差が出やすい傾向にあります。

そのため「◯月になったら冬用パジャマに替える」という風に時期によってタイミングを図るよりも、自分の体感温度を目安に切り替えるのがおすすめです。

たとえば、就寝中に寒さで目が覚めたり、冷えでなかなか寝付けないと感じたりした場合は、冬用パジャマに切り替えた方がよいでしょう。


朝晩の冷えが辛くなったら保温性の高い冬用パジャマに切り替えよう

朝晩の冷えが辛い、あるいは寒さでなかなか寝付けないと感じたら、冬用パジャマへの切り替えがおすすめです。
冬用パジャマはコットンフランネルやダブルガーゼなど、保温性が高く、かつ肌触りの良いものを選ぶと、心地良く就寝することができます。

ただ暖かいだけでなく、汗をすばやく吸い取ってさらっとした状態をキープできるパジャマであれば、寝冷えする心配もありません。
パジャマの着心地は睡眠の質に大きな影響をもたらしますので、自分の体質や肌触りの好みなどに合わせて、ぴったりの冬用パジャマを選びましょう。

天気予報専門メディア「tenki.jp」では、「服装指数」を公開しています。エリアごとで朝昼晩の服装指数をチェックできるので、冬パジャマに切り替える際の参考にしてください。

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