手塚治虫さんの代表的キャラのデジタルトレカが即日完売の大人気 岡山城などの観光スポットとコラボ、国内外に発信

山陽新聞社 山陽新聞社

 漫画家の故手塚治虫さんの代表作「鉄腕アトム」と、岡山市の観光スポットなどがコラボレーションしたデザインのデジタル版トレーディングカード(トレカ)が年末に発売され、即日完売した。愛好家らの収集を通じて国内外に市の情報を発信するツールとなり、市は知名度アップや誘客効果を期待している。

 トレカは35種類あり、岡山城、西大寺観音院、吉備津彦神社、造山古墳などを背景にアトム、ウラン、お茶の水博士といったキャラクターがあしらわれている。所有者情報などを複製、改ざんするのが困難な「NFT(非代替性トークン)」の技術を使用。インターネット空間で収集したり、ゲーム対戦したりする。

 「ご当地NFTトレカ」は、新型コロナウイルス禍で打撃を受けた地域経済を支援する目的。旅行大手のJTBとクレジットカードのJCBの合弁会社(東京)など3社が、鳥取県に次ぐ国内2例目として12月24日に2千セット(1セット5枚、約20ドル)を売り出した。売り上げの一部は岡山市に寄付するという。

 市観光振興課は「世界的人気キャラクターとの連携で、市の魅力を知り、訪れる人が増えることを期待したい」としている。

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