「ファーストキャリアで人生の6割以上が決まる」約8割の大学生が回答…2024年卒業予定の2767人に調査

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大学生のみなさんは、自身の就職についてどのような考えを持っているのでしょうか。2024年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生の男女2767人に調査をしたところ、約8割の人が「ファーストキャリア(新卒で初めて入社する企業やそこで行う主な業務)で人生の6割以上が決まる」と考えていることが分かりました。また、ファーストキャリアで人生が決まると思う割合が高い人ほど「定年まで働きたい」と考える人も多いことも分かったそうです。

株式会社マイナビ(東京都千代田区)が、「マイナビ 2024年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」と題して2022年11月にインターネット上で実施した調査で、文系男子529人、理系男子509人、文系女子1139人、理系女子590人から回答を得たといいます。

まず、「インターンシップ・ワンデー仕事体験の参加状況」を聞いたところ、2024年卒の11月時点の累計参加率は82.8%で、前年と同水準となりました。

次に、「新卒で入社する会社で何年働きたいですか」と聞いたところ、「特に決めていない・わからない」(31.7%)、「定年まで」(22.1%)という結果に。

また、「わからない・特に決めていない」と回答した理由については、「実際に働きだした後に価値観が変わることもある」など、変化が激しい社会で自分の価値観も同様に変化していくことを想定した回答が目立ったそうです。

「定年まで」と回答した理由は、「今後変化する可能性はあるが」と前置きがあったうえで、「定年まで働きたいと思える会社に出会うことを目指すことで、満足できる会社選びにつながる」「同じ会社で昇進を目指したい」という声が寄せられたといいます。

続いて、「ファーストキャリアで人生の何割が決まると思いますか」と聞いたところ、最も多かった「6割」(39.1%)と次点の「8割」(34.9%)を合算すると、78.1%の人が「6割以上」と回答し、新卒で入社する会社でのキャリアがその後の人生に影響すると考える学生が多いことがうかがえました。

また、「ファーストキャリアで人生の何割が決まると思うか」と「新卒で入社する会社で何年働きたいか」の回答結果をかけ合わせると、ファーストキャリアで人生が決まると思う割合が高い人ほど、「定年まで働きたい」と考える人が多い傾向がみられたそうです。

最後に、「現時点での"ガクチカ"(学生時代に力を入れて取り組んだこと)として話せるエピソードの個数」を聞いたところ、「2個」(42.2%)が最多に。3個以上(「3個」「4個」「5個以上」の合計)は22.2%となり、全体的にエピソード数としては増加傾向がみられた一方で、「コロナ禍で思うように活動できなかった」という回答は22.7%で、前年より4.4pt増加する結果となっていたそうです。

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