台風シーズンまだ続く 熱帯擾乱が発生するとすぐに影響が出る可能性も

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今年の台風シーズンは、まだ続くとみられます。熱帯低気圧など熱帯擾乱が、日本の近くで発生し、発生すると影響がすぐに出る可能性もあります。

南の海上の状況

きょう2日、雲の様子をみると、特にまとまった雲はなく、今後すぐに熱帯低気圧などの発生はなさそうです。

今は、インド洋から東南アジア付近で対流活動が活発になっており、日本の南は不活発な周期に入っています。
ただ、今年の台風シーズン、もう終わりに向かっていることではなさそうです。

今年の台風シーズン 上空で北東から寒気が流れ込みやすい

9月に、九州を北上して日本海を北東へ進んだ台風14号もそうでしたが、台風の発生のきっかけの一つとして、上空の寒気が関係することがあります。
上空を流れる偏西風の北側の寒気が、日本の南に流れ込んでくることがあり、この寒気の周辺で、熱帯低気圧など熱帯擾乱が発生することがあるのです。

台風シーズンに珍しいことではありませんが、今年の上空の大気の流れは、例年以上に、日本の南に、北東から寒気が流れ込みやすくなっています。10月もその傾向です。

南の海上で熱帯低気圧が発生する可能性

アメリカ海洋大気庁の予想では、10月5日から11日にかけて、日本の南で、熱帯低気圧など熱帯擾乱が発生する確率は20%から40%です。

5日には日本付近に本格的な秋の空気が流れ込み、残暑は途切れますが、台風シーズンはまだ続くとみられます。

今年の熱帯低気圧や台風は、日本に近い所で発生しやすいことが特徴です。今後も日本に近い所で発生し、発生するとすぐに影響が出ることがあるかもしれません。南の海上に、まだ注意が必要です。

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