1か月予報 気温のアップダウンに注意 秋雨前線の影響で天気がぐずつく

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きょう29日に発表された最新の1か月予報によると、この先1か月の気温は高温傾向ですが、一時的に寒気の影響を受けるため、短い期間で気温差が大きくなりそうです。また、秋雨前線の影響を受けて、東日本から西日本を中心に天気のぐずつく日が多くなりそうです。

短い期間で気温差大きくなる 秋雨前線の影響も

気象庁はきょう(29日)最新の1か月予報を発表しました。この先の天気のポイントは、「東日本・西日本を中心に曇りや雨の日が多くなること」。そして、「短い期間で気温差が大きくなること」です。

季節の変わり目で、日本付近は例年この時期、秋雨前線の影響で天気がぐずつきます。この先、特に東日本の太平洋側や、西日本では、秋雨前線の影響を受けやすくなるため、日照時間は平年並みか少なく、降水量は平年並みか多い予想です。

また、気温は、日本付近には一時的に寒気が入るため、気温の低い時期があり、短い期間のうちで気温差が大きくなりそうです。体調を崩さないようお気をつけください。
気温の傾向を1か月全体でみると、全国的に高い見通しです。そのため、ことしの紅葉の色づきは平年と比べると、平年並みか遅い予想です。日本気象協会はきょう「2022年第1回紅葉見頃予想」を発表しました。お出かけの計画を立てる際の参考になさってください。

1週目(10月1日~7日)

週ごとの天候・気温をみていきます。
1週目は、全国的に気温が平年より高い予想です。ただ、期間の後半は日本付近に寒気が入るため、気温が低くなりそうです。北海道、東北、北陸には「低温に関する早期天候情報」が発表されています。来月5日ごろからは、気温がかなり低くなる可能性があります。特に北海道付近には、上空1500メートル付近に0度以下の寒気が流れ込む予想で、このタイミングで標高の高い山では初冠雪となったり、峠道ではうっすらと雪が積もったりする可能性もあります。また、短い期間のうちに、気温差が大きくなりますので、体調を崩さないようお気をつけください。

また、沖縄県の南大東島の東にある台風18号は、今後、次第に進路を東よりに変え、日本の南海上を北東へ進む予想です。日曜日(2日)以降の進路予想の予報円はまだ大きい状況です。また、台風周辺の湿った空気の影響を受ける可能性があります。最新の気象情報を確認するようにしてください。

2週目(10月8日~14日)

10月8日は、二十四節気の「寒露」。露が冷たく感じられるころとされていますが、日本付近は一時的に寒気が流れ込む影響で、気温が低くなりそうです。
気温は、北日本では平年並みか低いでしょう。また、東日本、西日本、沖縄・奄美は、平年並みの予想です。

天候は、日本付近は秋雨前線の影響を受けやすい見込みで、特に東日本の太平洋側と、西日本では平年に比べて晴れる日が少ない予想です。また、沖縄・奄美も、寒気の影響を受けるため、平年よりも晴れる日が少なくなりそうです。

3~4週目(10月15日~28日)

3~4週目になると、気温はまた高温傾向が予想されます。23日は二十四節気の「霜降」ですが、季節の進み方はゆっくりでしょう。北日本と東日本は平年より高く、西日本、沖縄・奄美は平年並みか高い予想です。

天候は、秋雨前線の影響を受ける時期もあり、全国的に数日の周期で変わるでしょう。西日本と沖縄・奄美は平年と同様晴れる日が多い予想です。

【北日本】北海道・東北地方
【東日本】関東甲信・北陸・東海地方
【西日本】近畿・中国・四国・九州北部地方・九州南部
【沖縄・奄美】鹿児島県奄美地方・沖縄地方

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