北海道の1か月 気温はやや高めでも、寒気の影響で変動の大きい期間も

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向こう1か月は、南からの暖かい空気が流れ込みやすい影響もあり、平均気温は平年並みか高くなる見込みです。但し北からの寒気の影響を受け、一時的ですが低温となる期間がありそうです。気温差の大きくなる可能性があり、体調管理などに注意が必要です。また、気圧の谷の影響により数日の周期で雨が降り、降水量は平年並み、日照時間も平年並みの見込みです。天気の変化とともに、季節はゆっくりと進む10月となりそうです。

1週目(10月1日~10月7日) 秋晴れが続くが、北からの寒気が近づく・・・

北海道付近はここ数日の間、東西に広がる高気圧の圏内となり、日中は秋晴れとなる日が多くなっています。今後も3日(月)にかけては引き続き晴れる所が多くなりますが、4日(火)には低気圧や前線を含む気圧の谷の影響を受けて北海道付近は雨が降る見込みです。この雨が北からの強い寒気を引き込み、北海道上空に流れ込むでしょう。標高の高い山などで雪の降る可能性があります。

北海道内で冠雪を観測している8つの山岳の内、平年の初冠雪が最も早いのは9月25日の旭岳ですが、本日(29日)現在、いまだ初冠雪の便りは届いていません。平年より遅くなっている便りも、来月5日頃には届くところがあるかもしれません。

なお今日、札幌管区気象台より低温に関する早期天候情報が発表されました。5日頃からの約5日間はかなりの低温となる見込みです。寒気の強さによっては標高の高い峠付近で雪のまじる可能性もありそうです。峠越えをされる方は、最新の道路情報などに注意して下さい。

2週目(10月8日~10月14日) 期間の前半は強い寒気の影響が残る

この期間、前半は引き続き上空の寒気の影響を受けそうです。日中も肌寒くなる日がありそうですが、特に晴れた日の内陸などでは日中と朝晩の気温差が20度以上と大きくなることもあるでしょう。気温差による体調管理など十分注意して下さい。

期間の後半になると、上空の寒気も少しずつ緩んでくると予想されます。晴れた日には澄んだ秋空が広がり、日中は過ごしやすい日もあるでしょう。

3~4週目(10月15日~10月28日) 気温は高め。行楽日和となりそう。冬への準備も忘れずに・・・

北海道付近は再び暖かい空気に覆われやすくなり、気温は平年より高くなるでしょう。行楽日和となる日もあり、平地でも見られるようになる紅葉を楽しむのにもよさそうです。

ゆっくりと進む秋の深まりを感じられそうですが、同時に冬への備えも進めたいところです。冬タイヤへの交換や大型ストーブの試運転、冬物の準備など、本格的な冬の到来に備えるのもお忘れないように。

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