SNSで人気の猫がリンパ腫に・・・昨年、致死率の高い感染症を乗り越えたばかり  再び闘病生活に「負けないで」多数の応援メッセージ

渡辺 晴子 渡辺 晴子

保護猫たちの日常動画などを紹介している人気のTwitterユーザー「仲良し保護猫 うに むぎ はち むー」(@uni_mugi_hachi)さん(以下、むーパパさん)は8月下旬、一緒に暮らす元保護猫むーくん(推定2歳、雄)がリンパ腫(血液のがんの一種)になったとSNSで公表しました。

昨年8月致死率の高い猫伝染性腹膜炎(FIP)の闘病生活を乗り越え、寛解したというむーくん。再び闘病中の様子を公開したYouTubeの動画には「むーくん…負けないで頑張って…全快お祈りしてます!」「可愛い頑張り屋さんのむーくん。ガンも乗り越えられますように祈ります!」「涙が止まりません!少しでも長く生きて欲しいと願うばかりです」「絶対治るって信じているからね!辛いけど頑張ってね」「また元気になるよね…信じてます」などとたくさんの応援メッセージが寄せられています。

再び闘病を支えるむーパパさんは「やっとFIP寛解して元気になってくれたむーくん。神様のいたずらなのか、また新たな病気と闘うことになりました。元気なむーくんを皆さんの前に見せられることを信じて、治療も最善を尽くしていきたいと思います」と話しています。

寝ていることが多くなった猫・・・獣医師から「リンパ腫」と宣告 昨年8月にFIPを寛解したばかりなのに

むーくんの異変に気付いたのは、7月末ごろ。むーくんが寝いていることが多くなったことなどから心配になって、病院に連れて行ったとのこと。診察してもらったところ、リンパ腫だと分かったそうです。

「寝いていることが多くなったので、夏バテなのかと最初は思いました。そのころは食欲もあり、ただちょっと元気のないように見えました。まさかリンパ腫と言われるとは思ってもいませんでした。FIPの次はリンパ腫かと・・・あまりにもショックを受けて先生の前で泣きました」(むーパパさん)

診断を受けた当時は、動揺を隠せなかったというむーパパさん。とはいえ、むーくんのために最善を尽くしていこうとすぐに専門医などを見つけ、治療に乗り出しているといいます。

「一時期、急激に悪くなった際は自力で食べられませんでした。今は歩いたり、自力で水を飲んだりするなど少しずつ元気を取り戻してきました。数値も改善してきました。がんを寛解している猫もいるというので、治ることを信じてむーくんを支えていきたいと思います」(むーパパさん)

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闘病中の猫は車からポイ捨てされたところを保護・・・奇跡的に助かった強運の持ち主

むーくんとむーパパさんとの出会いは、2020年5月下旬。車から投げ捨てられたところを、高校生に助けられて命拾いをした子猫でした。アレルギーなどで飼えなかった高校生は「どなたか飼ってくれませんか?」とTwitterでつぶやいたところ、たまたま投稿を見たというむーパパさんが保護しに行ったといいます。

「心ない人間によって走行中の車の中から投げ捨てられるという悲劇から奇跡的に助かったむーくん。私たちと出会い、たくさんの仲間にも恵まれてこれまで楽しい日々を送ってきました。そして、立ち上げた保護猫シェルターにやってくる多くの保護猫たちを“兄猫”として温かく迎えてくれるなど、シェルターの運営を支える頼りがいのあるパートナーでもあります。昨年はFIPを乗り越えて生きる力を教えてくれました。今回も生きる力を信じて、闘病生活をサポートしていきたいです」(むーパパさん)

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むーくんの様子は、YouTubeの動画などで伝えていくとのことです。

Instagram:「うにむぎはちむーの保護猫シェルター」(@uni_mugi_hachi_muu)

YouTube:「うにむぎはちチャンネル」

Twitter:「仲良し保護猫 うに むぎ はち むー」(@uni_mugi_hachi)

【動画】闘病する猫さんの様子を見る

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