北陸 20日(土)は再び前線南下型の大雨か 道路の冠水や土砂災害などに注意・警戒

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北陸地方は、20日(土)の午後から再び大雨のおそれがあります。先日18日(木)までに降った雨で地盤が緩んでいる所もあり、土砂災害に警戒が必要です。また、道路や地下道の冠水など、低い土地への浸水にも注意して下さい。

前線が再び南下 20日(土)午後から再び激しい雨

20日(土)は、前線を伴った低気圧が日本海を進み、寒冷前線が北陸地方を南下する見込みです。北陸地方では、20日(土)の午後から雨脚が強まり、局地的に1時間に30mm以上の激しい雨の降る所があるでしょう。今回は、西の地域ほど暖かく湿った空気が流れ込みやすくなるため、石川県や福井県では1時間に40mm以上の激しい雨のおそれがあります。先日18日(木)までの雨で地盤の緩んでいる所があり、8月3日の大雨による土砂災害や浸水の影響が残っている所もあります。このため、少ない雨量でも土砂災害の危険度が上昇するおそれがあります。土砂災害や、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒して下さい。

石川県と福井県では多い所100mmも 特に大雨被災地域では土砂災害に警戒

これから20日(土)18時までの24時間雨量は、石川県や福井県の多い所で100ミリ、その後、21日(日)18時までの24時間で、富山県・石川県・福井県の多い所100ミリの雨が予想されます。特に、20日(土)の夕方から21日(日)の明け方にかけて、局地的に激しい雨が降り、予想よりも雨雲が発達した場合には、非常に激しい雨の降るおそれもあります。
先日18日(木)までの雨により、石川県能登地方を中心に土砂災害が発生し、福井県南越前町でも北陸線に土砂が流れ込むなど、地盤が緩んでいる所もあります。石川県小松市や白山市では8月3日の大雨による影響も残っており、これらの地域では特に土砂災害への警戒が必要です。

土砂災害から身を守るには?

土砂災害には前兆現象があります。大雨が降っているのに川や沢の水が急に減少したり、湧き水が止まる場合や、斜面にひび割れが見られたり、小石や小枝が落ちてくる場合もあります。その他、いつもと違う不安を感じたときは、避難指示などがなくても早めに崖などの危険な場所から離れ、避難をするようにしましょう。また、夜間の避難は危険を伴いますので、できるだけ明るいうちに避難をしましょう。

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