北海道の1か月予報 季節は順調に進みそう 暑さの終わりはもうすぐか

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向こう1か月は、気温が平年並みに落ち着く日が多く、早くも秋の訪れを感じられる日が出てくるかもしれません。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(8月13日~19日) 台風の影響を受ける可能性も 今後も大雨に注意

今日(11日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。
道内は今夜から明日にかけて前線上の低気圧が通過するため、全道的に雨が降り、道南方面や道東を中心に局地的に激しい雨の降る恐れがあります。特にこれまでの大雨や今日未明の地震によって、地盤の緩んでいる所では土砂災害の危険が高くなっています。傾斜地などには近づかないようにしてください。

明日の午後から13日にかけては目立った天気の崩れはなく、晴れ間の出る所もあるでしょう。外出やお墓参りなどにもまずまずの日和となりそうです。
しかし、14日から16日にかけては、前線や低気圧の影響に加え、今後台風に発達する予想の熱帯低気圧が北海道付近にも近づく可能性があります。広く雨が降り、低気圧の動向などによっては大雨となる恐れがあるため、最新の気象情報に注意してください。

2週目(8月20日~26日) 曇りや雨の日が多く、日差しは貴重になりそう

前線や湿った空気の影響を受けやすいため、平年よりも日差しが少なくなり、曇りや雨の日が多くなる予想となっています。すっきりとした青空を見られる機会が少なく、気温も平年並みかやや低くなる可能性があります。

この頃から日本付近にかかる前線は、一般に「秋雨前線」と呼ばれます。夏の高気圧ともいわれる太平洋高気圧の張り出しが弱まり、北の方からは移動性の冷たい高気圧が張り出してくることで、その境界にできる前線です。秋雨前線が停滞している状態で台風が日本に接近すると、大雨となることも多いといわれています。北海道でも影響の出る可能性もあるため、毎日の気象情報に注意し、早めの備えを心がけると良いでしょう。

3~4週目(8月27日~9月9日) 早くも秋の訪れを感じられそう

天気は平年と同様に数日の周期で変わりますが、秋雨前線は本州方面まで南下する予想となっています。そのため、北海道付近には秋によくみられる移動性の高気圧が張り出し、道内では早くも秋の空気が流れ込み始める見込みです。
例年、その年最後の真夏日となるのは9月4日頃ですが、今年はもしかしたら例年よりも早く最後の真夏日を迎えるかもしれません。
暑かった夏が終わり、爽やかな秋の空気を楽しめる日はだんだんと近づいています。日々の体調管理に気を付けながら、北海道のメリハリある四季を楽しめると良いですね。

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