「あっっっっっっっっつかった」地獄のような暑さを的確に表現した、ペン字の動画が話題に「60度ぐらいありそう」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「あっっっっっっっっつかった」と、その地獄のような暑さを書き現したペン字の動画がTwitterで話題になりました。近年、とりわけ暑い夏が続き、今年の夏も例に漏れず猛暑が続きます。

ペン字を書かれたのは、薬剤師をしながら、誰かのユーモアやウィットに富んだ言葉を字で表している書きちらし(@kakichirashi)さんです。

書きちらしさんは今回、「暑い」という文字のペン書きを動画で公開。しかし、普通の「暑い」という文字とは少し違っていて…、しかも本来の文字よりもより暑さを感じるものに仕上がっています。

一体どんなペン字なのかというと…。

赤色のペンで、紙の上に一本一本丁寧に線を引いていく書きちらしさん。この時点で従来の漢字とは違っています。何が違うかというと…線が異様に多い!

最後まで手を抜かず、丁寧に仕上げていきます。

最後は平仮名の「い」を添えるように…。

じっとりと焼けつくような炎天下で、思わず叫び出してしまうような「あっっっっっっっっつい!!」が完成しました。リプライには「60度ぐらいありそうです」「どんだけ暑いのさ」と酷暑を実感する人が続出しました。

実はこの「暑い」という文字。もとは2021年7月に、グラフィックデザイナーの津田晋吾さん(@tsudashin)が考案し、Twitterに公開したもの。文字のインパクトとこれで「『あっっっっっっっっつい!!』と読む」という斬新さから、当時も大きな話題になり、ツイートは現在までで10万いいねを集めています。

それにしても昨年の夏も、これほどまでに暑かったのですね…(しみじみ)。

書きちらしさんに聞きました。

――今回、「暑い」という文字を選択した理由を教えてください。

書きちらしさん:酷暑が続く折、この漢字を拝見して、ユーモアさに一目惚れしたからです。

――書くうえで気をつけたこと、こだわったことなどありますか?

書きちらしさん:横に引く線をなるべくまっすぐ平行に書くことを意識しました。

――お仕事は薬剤師だという書きちらしさん。暑さを克服するための秘訣などありますでしょうか?

書きちらしさん:あっっっっっっっっつい環境に長い時間身をおかないことと、そういう日の水分補給はやりすぎかなってくらいこまめにやっていただきたいです。甘いジュースなんかに手が伸びやすいですが、糖分が高いものは血糖値を急に上げてしまって、ペットボトル症候群など、それはそれで別のリスクにつながることもあります。麦茶など、ミネラルも摂れるものが良いかなぁと、普段おすすめしています。

――ペン字について、今後どのような作品に挑戦したいですか?

書きちらしさん:コンテンツの提供を続け、「面倒ではあるけど丁寧に字を書くことも悪くないな」と、皆さんに思っていただけるきっかけになりたいと考えています。

  ◇  ◇

書きちらしさんは他にも、Twitterユーザーのおもしろツイートの内容、有名人の格言、漫画のキャラクターのセリフなど、さまざまなテーマの言葉をペン字で公開しています。また、2021年4月には、そんな毎日の投稿をまとめた書籍「今日の書き散らし」を発売されました。

■書きちらしさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/kakichirashi

■津田晋吾さんのTwitterはこちら→https://twitter.com/tsudashin

■書籍「今日の書き散らし」はこちら→http://ux.nu/an1yL

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