ベビーカー「タイヤ破裂」の危険性 空気の入れすぎに注意

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夏休みシーズンは、親子でおでかけする機会も増えてきますが、ベビーカーや抱っこひもなど、赤ちゃんと出かける際に使用するベビー用品による事故が報告されているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけています。

ベビーカーでは、空気の入れすぎによってタイヤが破裂する事故が報告されています。飛散した破片によってけがを負うおそれがあるそうです。防止策として、「指定された適正空気圧を超えて空気を入れないようにする」、または「夏はタイヤの中の空気が膨張することから、普段よりも空気を少なめに入れる」などが挙げられています。

特に、外出先や自転車販売店などで自由に使える「コンプレッサー」を使用して空気を入れると、短時間でも空気の入れすぎになるケースがあるため、空気圧を確認しながら、少しずつ空気を入れるようにすべきとしています。空気圧の目安を知るには、空気圧計が付属した空気入れを使う方法などがありますが、空気圧計が付属していない空気入れを使う場合には、手で押してタイヤが少しへこむ程度まで空気を入れることを目安としているメーカーもあるそうです。

ベビーカーではほかにも「停車中のベビーカーに体が触れて動き出し、階段から転落して、子どもが負傷した」「ベビーカーを開く際に、子どもがベビーカーで指を挟み、負傷した」といった事故事例があったそうです。また、抱っこひもでは、装着時のゆるみが原因で赤ちゃんが落下する事故が起きているといいます。

2017年度から2021年度にかけて発生した、子どもがけがを負ったベビーカー及び抱っこひもの事故の被害状況をまとめると、半数は重傷だったといいます。NITEは「保護者は使用前に製品をきちんと点検し、製品を使用する際の注意点やリコール情報を確認することを心がけ、正しく使用してください」と呼びかけています。

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