「台風4号」に伴う大雨のまとめ 高知県で600ミリ近く 土砂災害に警戒

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台風4号と台風4号から変わった温帯低気圧の影響で西日本の太平洋側を中心に大雨になり、記録的な雨量になった所もあります。まだ、雨の続いている所もありますので、しばらく土砂災害に警戒してください。

西日本の太平洋側を中心に大雨 記録的な所も

台風4号から変わった低気圧は、きょう(6日)午前9時現在、関東沖をゆっくりと東へ進んでいます。台風4号が発生した7月1日から6日午前11時までの総雨量を見てみると、断続的に長い時間雨が続いた西日本の太平洋側を中心に雨量が増えました。特に「線状降水帯」が発生した高知県では雨量がかなり多くなっています。

高知県四万十町窪川では、4日午後10時31分までの1時間に91.0ミリの猛烈な雨(観測史上1位)が降り、1日降り始めからの雨量は600ミリ近くに達しています。

また、近畿地方など台風から離れた所でも短い時間に大雨となり、京都府京丹波町では3日午後2時21分までの1時間に74.0ミリの非常に激しい雨(観測史上1位)を観測。兵庫県丹波市柏原では3日午後1時20分までの3時間に138.5ミリの大雨(観測史上1位)となりました。

広い範囲での雨のピークは過ぎましたが、きょう(6日)も雨の続いている所がありますので、しばらく土砂災害に警戒をしてください。

土砂災害の前触れは

大雨によって土砂災害が発生する時には、前触れとなる現象があります。いざという時のために、ぜひ覚えておいてください。

1つめは、がけや地面にひび割れができることです。
2つめは、木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。
3つめは、井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。
4つめは、がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

そのほか、小石がバラバラと落ちてくる、地鳴りや山鳴りがする、雨が降り続いているのに川の水位が下がる、樹木が傾く、などがあります。このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

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