小麦を上回り、ナッツの食物アレルギーが急増 食生活で注意すべき点、対処法は?

コノコト コノコト

Q 子どもでは、卵や牛乳の食物アレルギーについてよく耳にします。木の実類ではどのような症状が出るのでしょうか。突然発症するのでしょうか。

A(回答は足立先生、以下同じ) 木の実類だからといって特別な症状があるわけではなく、他の原因食物の場合と同じです。卵や牛乳などと同じように即時型で、食べるとじんましんが出たり、咳が出たり、もっとひどくなるとぐったりすることがあります。木の実類に関していえば、ずっと普通に食べていたのに急に発症したというケースは少なく、子どもが少し大きくなって、初めて食べたときに発症することが多いと思います。給食で初めて、ということもあります。

Q 家庭でそういった症状が見られた場合、どう対処したらよいですか?急いで受診すべき症状や救急車を呼んだ方がよい目安を教えてください。

A 口の周りにちょっとじんましんが出た、少し顔が赤くなったという症状で、本人に元気があれば、自宅で様子を見て、小児科が開いている時間に受診してください。アレルギーの症状は短時間で消失することも多くあります。症状が分かる写真をスマホで撮影し、受診時に医師に見せるとよいでしょう。咳が出たり、じんましんが首の下にも広がったり、おなかを痛がるようなら早めに受診を。アナフィラキシーといって、ぐったりしたり、咳が止まらず息が苦しかったり、嘔吐し続ける、といった場合は救急車を呼んでください。

Q 子どもの食生活で注意すべき点や知っておくべきことを教えてください。

A 多くの保護者は卵や牛乳、小麦が食物アレルギーの原因として多いことをすでに知っていらっしゃると思います。それに加え、木の実類も原因になり得ることを知っていただくことがまずは大事だと思います。現在、消費者庁で食品表示の義務化について準備がなされているのは「くるみ」ですが、木の実類にはアーモンドやカシューナッツなどいくつも種類があります。カシューナッツで症状が出た人はピスタチオでも出ます。また、くるみとペカン(ピーカンナッツ)も同様です。そういった類似性があることもぜひ知っておいてください。しかし、一つの種類が食べられなかったら、すべてがだめというわけでもないので、医師に相談してください。子どもは大人が食べているものを食べたがったり、親の方もちょっと食べさせたり、ということは家庭内でよくありますね。木の実類はすりつぶしてお菓子に含まれていることも多いので、食品表示をよく確認してください。アレルギーの問題とは別に、小さな子では喉に詰まらせる心配もあります。

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