「オタクな作品」専用の貸し展示 アニメキャラのスマホケース、コケの置物…隠れた才能の発掘も

山陽新聞社 山陽新聞社

 アニメや漫画の二次創作物、こだわりのハンドメード品―。“オタクな作品”の展示用レンタルスペース「おたくじまん」が、古本やゲームソフトを販売する岡山市内の店に登場した。SNS(交流サイト)上では伝えづらい実物の魅力をアピールする場として企画。新たなファンを獲得してもらうとともに、優れた才能の発掘につなげる狙いだ。

 古本市場中仙道店(同市北区北長瀬表町)の入り口近くに、幅1・8メートル、高さ2メートルの貸し棚(7段)を4月に設置。1ブースの大きさは幅30センチ、高さと奥行き各25センチで、計42ブースを用意した。

 現在は26組が利用している。アニメキャラクターのイラストや、人気ゲームをモチーフにしたスマートフォンケースをはじめ、小学生の手作りおもちゃ、戦車の模型、コケの置物、手芸糸で編んで作った「あみぐるみ」が並ぶ。制作者のSNSアカウント情報や連絡先が書かれた紙も置いてある。

 「カナッペ」の作家名でイラストを出品した女性は「SNSではなくリアルに見てもらえる魅力がある。どんな人の目に留まっているのか、考えるだけでドキドキする」と話す。

 おたくじまんは、就労継続支援A型事業所などを運営する「ありがとうファーム」(同表町)が、出展のハードルが低い展示スペースの需要を見込んで発案。古本市場を展開するテイツー(同今村)が応じた。

 ありがとうファームの馬場拓郎副社長は「アニメや漫画の趣味を自分だけで楽しんでいる人は多いと思う。勇気を出して『好き』をPRしてもらえたら」と利用を呼び掛けている。

 料金は1ブースで1カ月千円。販売はできない。問い合わせはありがとうファーム(086―953―4446)。

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