和菓子店11代目とグルメライターの強力タッグで誕生 世界平和の願い込めた「神様の使いかき氷」とは?

京都新聞社 京都新聞社

 京都府八幡市をグルメで盛り上げようと、市内の和菓子店と同市在住のグルメライターの女性がコラボレーションし、かき氷を作った。地元産イチゴを使い、石清水八幡宮の神の使い「ハト」をモチーフにして八幡らしさを押し出しつつ、「SNS(交流サイト)映え」する見た目とおいしさにこだわった。

 同市八幡の「走井餅老舗」11代目の井口香苗さん(39)と、「もえぐるめん」の名でSNSに情報発信する山内萌さん(39)。小学校の同級生でともに市観光協会の「観光応援団員」でもある2人が、愛着の深い郷土のPRにと企画。山内さんのイラストを元に約1カ月試作を重ねた。

 その名も「神様の使いかき氷」。市内の渋谷農園のイチゴ「京の雫(しずく)」とマンゴーのソースをかけ分け、ヨーグルトアイスや練乳のホイップクリームを載せた。羽の形をしたホワイトチョコ、白玉も添え食感の違いを楽しめる。ロシアのウクライナ侵攻を踏まえ、ハトのモチーフに世界平和への願いも込めた。

 井口さんは「『映え』だけを意識したものは嫌い。職人として味にこだわった」。山内さんも「想像以上の出来。かき氷を食べにお店に来て、周辺の観光スポットを巡ってほしい」と話す。1500円で数量限定。月曜定休。走井餅老舗075(981)0154。

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