「修学旅行のお土産はAmazonで」合理的すぎる息子に母絶句 「情緒がない」「賢い」令和のお土産事情に意見が真っ二つ

福尾 こずえ 福尾 こずえ

「京都に修学旅行に行く長男にお小遣いを渡したら『帰りの荷物増やしたくないからこれでAmazonで八ツ橋注文しておいてくれ』ってそこから2000円返してきた…」という母の投稿に対してリプライが多く寄せられています。投稿者さんに詳しく話を聞きました。

反応は大きく2つに分かれました。
一方は「お土産は現地で」派。

「そうじゃないんだよ、、理想はお土産とお土産話セットなんよ」
「おぉクール過ぎる、、、」
「お土産は気持ちで送る物だから、旅先に一緒に来れなかった人にそこで一緒に楽しめなかった物を持ち帰って一緒に楽しむものだと思っています」
「時代が…情緒を失わせているのか😅」
「合理的過ぎて風情とか色々消えた……」

そしてもう一方は「お土産のネット注文容認」派。

「これも時代だね」
「息子賢い」
「さすが今の子」
「仕事できる子になりますよ」
「効率的で良く出来た息子じゃないか」
「何と言う天才思考。そしてお土産を忘れない義理堅さ」

さらに、学校側からお土産用のパンフレットが配られたというツワモノの話も!

「うちは学校からネット注文のお土産カタログを貰ってきました…時代ですかね💧」
「私の高校だと旅行数週間前にお土産で買いそうなものの一覧渡されて、それに丸つけて提出すると家に届くっていう謎のシステムが導入されてます」

ほかにも、ネット通販していない商品や、現地でしか購入できない京都土産情報が飛び交い、リプライは大いににぎわいました。

投稿者であり中学生の長男を育てるエクストリームメテ子(以下メテ子)さんに話を伺いました。

――メテ子さん自身、この発言を受けてどう感じましたか?

「なんと風情の無い…と思いました。お土産は渡す相手の顔を思い浮かべながら選ぶのが楽しくもあるので。私自身がお土産を選んだりするのが大好きなのですが、そこは似ませんでしたね」

――実際どうされましたか?

「長男の発言どおり、Amazonで八ツ橋を注文しました。八つ橋は、長男より先に家に届きました…。本人は、荷物にならない小さいお土産をたくさんカバンに詰めて帰宅しました。これも時代の流れでしょうか。そういえば、長女がディズニーランドに行ったときも、手ぶらで帰宅したんですが、その夜に「当日行った人限定」でお土産をオンラインで注文できる事を同時期に知り、あぁ、今時だなぁと感じました」

――10.4万ものいいねがつきました。ご感想は?

「正直ここまで伸びるとは考えてなかったです。長男の目にもツイートが飛び込んで来たようで、これ俺じゃん。と言っていました。私自身、ちょっとした愚痴感覚でツイートしたのですが、意外にも「長男賢い!」という反応もあった事に驚きました。また、事前にお土産の通販パンフレットを配布する学校もある事を知り、ますます現代らしいなぁ…と思いました」

――令和のお土産事情、今後変わっていくかもしれませんね。合理的な発言をした長男さんは、普段どのような性格でしょうか?

「長男はとても個性的です。幼少期からこだわりがとても強く、喜怒哀楽の感情を躊躇なく表に出し、周りの目を一切気にしません。以前女の子向けアニメキャラクターのハンカチを学校に持って行こうとし、違うのにすれば?と提案した私を「なぜ悪い?そういう考えが良くない」と一蹴された事があります」

――長男さんにはどのように成長してほしいですか?

「様々な人と出会い、人脈と視野を拡げて欲しいと思っています」

メテ子さんは、子育てにおいて、あまり干渉しすぎず適度な距離を保つことを心がけているそうです。母親としての意見を持ちつつも、助けを求めてきた時だけ全力で支援するその姿勢が、長男さんの柔軟な考え方を生んだのかもしれません。

ちょっとした投稿から浮き彫りになった現代の修学旅行土産事情。今後ネット派が増えていくのか、はたまた昔ながらの現地購入派が残るのか…。両方ともに利点があるためすぐに結論は出ないと思われます。ただ、一番大切なのは、お土産を渡す相手のことを考えて選ぶ気持ちです。どれほど便利なツールができても、その気持ちは忘れずにいたいものです。

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