【特集】個性豊かな名山がいっぱい!東北で登れる山おすすめ4選

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自然の中を歩く登山は気分転換になるだけでなく達成感もあり、さらに足腰も鍛えられるということで中高年層にも人気のアクティビティになっています。それはいいことなのですが、メジャーな山ほどにぎやかで、静かに自然を満喫するのが難しい場合も。

もっとゆっくりと自分のペースで山を楽しみたい。そう考えている人におすすめなのが東北の山です。東北は個性豊かな名山が多いのに、日本アルプスなどと比べると登山客はそれほど多くなく快適。そこで今回は、東北でおすすめの4つの山についてご紹介していきます。

東北は個性的な名山が多く、人も少ないので自分のペースで楽しめます


松尾芭蕉も登った高山植物の楽園「月山」

月山は松尾芭蕉も登った出羽三山のひとつで、山頂には月読命を祀った月山神社があります。標高は1,984mですが、8合目の駐車場まではバスが出ておりアクセスしやすく、登山道はきちんと整備されているので登山初心者でも問題なく登頂できます。

見どころは種類豊富な高山植物。東北は日本アルプスなどと比べると森林限界が低く、2,000mにも満たない山でも高山植物を観察でき、月山では350種類もの高山植物が見られると言われています。ときどき足を止めて、高山植物のお花畑楽しみながら山頂を目指しましょう。

都道府県:山形県
標高:1,984m
ルート長(往復):約10.2km(8合目往復コース)
アクセス:JR羽越本線・鶴岡駅からバスで約2時間「月山八合目」下車

月山では350種類以上の珍しい高山植物が出迎えてくれます


地元の人達に愛される信仰の山「岩木山(津軽富士)」

岩木山は津軽平野にたたずむ山で、その存在感から御神体として地元の人たちに愛され続けた信仰の山でもあります。山頂には岩木山神社奥宮が建っており、そこからは津軽平野の風景だけでなく、八甲田山や津軽半島まで見渡せます。

初心者におすすめなのは8合目までバスで行き、そこから登り始めるコース。もし体力に自信があるなら、津軽一の宮である岩木山神社から登る「百沢登山道」や嶽温泉郷から登る「嶽登山道」に挑戦してみるのもいいかもしれません。

都道府県:青森県
標高:1,625m
ルート長(往復):約2.3km(8合目往復コース)
アクセス:弘前バスターミナルからバスで約1時間40分「八合目」下車(「岳温泉」で乗換)

岩木山そのものが御神体の信仰の山


山麓の温泉も楽しめる東北百名山「秋田駒ケ岳」

秋田駒ケ岳は秋田県と岩手県の県境に位置する東北百名山で、標高は1,637mしかありませんが、月山と同様に高山植物の楽園で、さまざまな種類の花を楽しめます。火山地帯の山ということもあり、山麓には名湯がいくつもあるのもおすすめポイント。

JR田沢湖駅から8合目までバスが出ており、登山道の傾斜も緩いので体力に自信がない人でも楽しめます。ただし初夏はまだ残雪があり、さらにはクマなどが出没する可能性もありますので、きちんと登山計画書を出し、山に慣れた人と一緒に登るようにしてください。

都道府県:秋田県・岩手県
標高:1,637m
ルート長:約5.4km(8合目周回コース)
アクセス:JR田田沢湖線・秋田新幹線・田沢湖駅からバスで約1時間「駒ケ岳八合目」下車

高山植物と温泉が魅力!初心者にもおすすめの山


体力に自信がある人におすすめ「磐梯山」

会津富士とも呼ばれる磐梯山は標高が1,816mあり、福島県を代表する山として親しまれています。手軽に登れる日本百名山で、関東からのアクセスがしやすく、火山の噴火によってできた風景が素晴らしいことから秋には登山客が増えるため、静かに楽しみたいなら初夏がおすすめ。

猪苗代湖登山口は、JR猪苗代駅から約4.3kmのところにあるので、徒歩でもアクセス可能ですが、登山口から往復で約12.7kmも歩くことになるので、体力温存のためにタクシーで移動しましょう。車でアクセスできるなら、距離が短い八方台往復コースも選択肢に入れておきましょう。

都道府県:福島県
標高:1,816m
ルート長(往復):約12.7km(猪苗代湖登山口往復コース)
アクセス:JR磐越西線・猪苗代駅からタクシーで約8分「猪苗代湖登山口」下車

関東からもアクセスしやすい東北の日本百名山

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