吉岡里帆「ただいま!」 主演映画で念願の関西凱旋、客席の歴代親友たちに笑顔で手を振り「ホームって感じ」

黒川 裕生 黒川 裕生

女優の吉岡里帆さんが5月6日夜、大阪で行われた主演映画「ハケンアニメ!」の舞台挨拶つき先行上映イベントに、吉野耕平監督と登場した。京都出身の吉岡さんにとっては、コロナ禍でなかなか叶わなかったという念願の関西凱旋キャンペーン。会場には幼稚園や小学校時代からの親友たちも駆けつけており、吉岡さんは「ようやく帰って来られました。ホームって感じがします」と弾けるような笑顔を見せた。

涼やかなノースリーブのワンピースを着て登壇した吉岡さん。親友の子供はこの日が「映画デビュー」といい、「それに立ち会えるのがめちゃくちゃ嬉しいです」と声を弾ませた。

他にも、大学時代からの友人が恋人を連れて遊びに来ていたり、印象的なファンレターをずっと送ってくれている人にようやく会えたりと、地元ならではの空気を堪能。司会者から京都の自慢できるポイントを尋ねられると、「嵐山の渡月橋と、その川で乗れるボート。山がめちゃくちゃ近くて、すごく気持ちいいんですよ」「あと嵐山モンキーパークっていう猿に会えるスポットもあって、恋人や家族と過ごすには楽しい場所だと思うのでぜひ!」と京都愛を炸裂させていた。

面白い作品を届けたい…物語の熱い思いに共感

「ハケンアニメ!」はアニメ業界で奮闘する人たちの姿を描いた、まっすぐで熱いお仕事ドラマ。最も成功したアニメの称号「覇権(ハケン)」を目指す新人監督の斎藤瞳を吉岡さん、対決相手になる天才監督の王子千晴を中村倫也さんが演じる。原作は直木賞作家辻村深月さんによる同名小説で、2015年の本屋大賞にもノミネートされた。

吉岡さんは「プロデューサーからは映画化まで7年くらいかかったと聞いている。劇中のアニメにも本当に力が入っていて、とにかく長い時間と大勢の人の手によって造られた映画をようやく皆さんにお届けできます」と感無量の様子。「キャラクターたちの熱量がすごくて、『世の中に面白い作品を届けたい』という愛に溢れている。それは自分も仕事で一番大切にしていることなのでとても共感しました。見た人の心に刺さってくれれば嬉しいです」。最後に「楽しい映画デビューになりますように」と親友と子供たちにメッセージを伝えると、大きな拍手を浴びながら会場を後にした。

映画「ハケンアニメ!」は5月20日、全国公開。

【公式サイト】https://haken-anime.jp/

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