関西初、パリの人気パティスリーとレストランも登場 差別化狙う新ホテルが京都に開業

中河 桃子 中河 桃子

京都市の中心地・烏丸御池に宿泊施設「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都」(京都市中京区)が4月1日に開業。関西初出店となる、パティスリーとレストランが出店した。

次々とホテルが京都で増えるなか、ほかと差別化するために登場したのが、パリを拠点に活躍するパティシエの青木定治氏が手掛けるパティスリー「サダハル・アオキ・パリ 烏丸御池店」と、15年連続で『ミシュランガイド東京』に掲載されているリストランテ「アロマフレスカ銀座」のオーナーシェフ・原田慎次氏のイタリア料理「シンクロニア ディ シンジハラダ」だ。

青木氏は「憧れの京都に出店できることがとても嬉しい。この店では、フランス菓子に和菓子やオリエンタルな要素を加えて、今までの僕とは違う何かを表現したい。いろいろぶちかまさせていただきます(笑)」と熱くコメント。

オープン当初は6種の限定スイーツが登場し、大納言と宇治の抹茶を使ったミルフィーユ「ミルフォイユ ダイナゴン オ マッチャ」918円、京都・水尾産の柚子を使ったタルト「タルト ユズ ミズオ」810円など、京都ならではの食材を使用している。

一方の原田氏は、高級レストラン激戦区の銀座で15年以上『ミシュランガイド東京』にて評価され続けているリストランテ「アロマフレスカ銀座」のオーナーシェフ。「京都で念願の出店となり感慨深い。地元の皆様にはあまりなじみのない、僕流のイタリアンを披露していきたい」と語った。

加えて、原田氏がシェフの人生で初めて担当するホテルの朝食では、「朝パスタ」、イタリアのスープ粥「パッパ」、炊きたてにこだわった「御飯と豚汁」から選べるメインに、小鉢6種とドリンク、甘味が付くメニューを提供する。

今回の開業について「ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ」の水村慎也代表取締役社長は「京都は観光地としても全国ナンバーワン、オンリーワンの魅力がある。市内には宿泊施設が多数あるが、当館はこれまでにない新しい特徴を持たせることができたと思う」と語った。

同ホテルは、東京のロイヤルパークホテルを筆頭に、全国展開している三菱地所グループ「ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ」(東京都千代田区)の「アイコニック」ブランドのひとつ。宿泊者専用のラウンジのほか、大浴場、精神的な安らぎをサポートする本格的なメディテーションルームなどを用意。アッパーミドルの女性をメインターゲットに、フルサービスホテルにひけをとらない滞在が楽しみになる設備と、平均40平米のゆったりとした客室で宿泊客を迎える。

客室は87.8平米のアイコニックスイート(1室)を含む全125室。御池通りに面した角部屋「コーナーバルコニー」は、部屋から祇園祭の山鉾巡行や時代祭の観覧も可能とあって早々に満室になりそうだ。コーナーバルコニーダブル(50平米)4万2000円~(1泊1名1室、素泊まり、消費税、サービス料込)。

「ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 京都」
2022年4月1日(金)オープン
住所:京都市中京区東洞院通御池上ル船屋町420
電話:075-241-1110
https://www.the-royalpark.jp/ic/kyoto/

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