「怪しい者ではございません!」→「怪しいでしょ」訪問販売のエピソードがSNSで話題に 犯罪の可能性も?

門倉 早希 門倉 早希

ぬこー様ちゃん@絵日記漫画家(@nukosama)さんが投稿した「本当にあった怖い話 訪問販売編」という漫画を添えたツイートが、1.3万いいねがつき話題となっています。

漫画は、ぬこー様ちゃんさんの家のインターホンが鳴るところからスタート。モニターごしに、スーツ姿の男性が「アマギフ(Amazonギフト券の略)キャンペーンの件でまわっておりまして~」と切り出します。

訪問販売と確信したぬこー様ちゃんさんが、「何のサービス・商品かだけ先に教えてください」と言うも、男性は答えようとせず「玄関前でお話しさせてください」の一点張り。押し問答を続けた結果、男性は「本当に怪しい者ではございませんので!」と断言します。商品や身分を明かさず、ただ玄関を開けてほしいという男性に対し、ぬこー様ちゃんさんは「怪しいでしょ」とうつろな目で返しました。そりゃそうだ。

普段はこういった訪問販売者に対し、「名乗ってくれたら必ず話をきいてます!宗教もウェルカムです!」というスタンスで、商品を買ったこともあるというぬこー様ちゃんさん。そんな人に「怪しいでしょ」と言わしめる訪問販売者とはどんな人だったのか、ぬこー様ちゃんさんにお話を伺いました。

訪問販売には「告知義務」がある

ーーこのマンガを掲載した経緯を教えてください。

「結局、何を売りたかったのかわからなかったので、漫画で描いたらどこかしら答えがでてくるかなって。結局そこはわかりませんでしたが、同じような経験をされてる方が多くて安心しました」

ーーこの男性が来たのはいつ頃ですか?

「3日前の19時過ぎだったと思います!見た目は本当に漫画の通りで普通にお兄さんでした」

ーー押し問答が続きますが、どれくらいの時間話していたんですか?

「漫画では描いてませんが、『商品によってはすでに必要ないこともあるので、お互いの時間が無駄にならないようにまずそれを伝えてくれ』と2回くらい説明しました。でも最終的に5分もかからなかったです」

ーー最後のページの「怪しいでしょ」は本当にその通りですね。

「もっと柔らかい言い方でしたが本当に言いました! 『断固として名乗らない人間は普通は怪しいと思いますよ』みたいな。。。」

ーーやりとりはどのように終わったんでしょうか。警察に連絡などは?

「こちらも譲らなかったので、最終的に向こうが諦めました。最後のセリフは『お互い縁がなかったということで。。。』だったと思います。警察は呼んでません! ことを荒立てて目をつけられたくないので」

ーーツイートには大きな反響がありました。

「訪問販売には告知義務があることを知りました! おそらく今回の訪問販売員さんはあくまでキャンペーンを紹介するだけというスタンスをキープして告知義務を回避しようとしたんだと思います!!悪質!!!!」

◇ ◇

ぬこー様ちゃんさんがコメントしていたように、消費者庁の「特定商取引法ガイド」というサイトによると、「事業者は、訪問販売を行うときには、勧誘に先立って、消費者に対して以下のことを告げなければなりません」「事業者の氏名(名称)」「契約の締結について勧誘をする目的であること」「販売しようとする商品(権利、役務)の種類」とのこと。

リプライでは、「怖い…入り込んだら居直り強盗か性犯罪者に豹変しそうです…」「全く名乗らない、不明瞭な相手は犯罪者かもなので気をつけて下さい」「一人暮らしの女性とかだったら身の危険まで考えた方が良いレベルですね」など、犯罪の可能性を感じた人も。

今回のように「あやしい」と感じる訪問販売は、不用意に玄関を開けない、話を聞くとしてもインターホン越しにするなど、対策を講じておくのがベターでしょう。

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