まさか、モルカーが銀世界に!?…絶景「雪の大谷」走る様子をスマホでパチリ

コノコト コノコト

この季節、積雪で車が何台も立ち往生といったニュースを見て、「雪国の暮らしは大変そうだなぁ」と思った方が多いかもしれません。でも、ちょっとした工夫で、少しの楽しみを付け加えることもできるんです。降雪量ランキング上位の富山に暮らす女性2人のアイデアをご紹介します。

富山の観光名所「雪の大谷」を手作り!

最初にご紹介するのは、写真撮影です。とはいっても、本格的な機材は必要ありません。お手元のスマホ一つで十分です。富山市のイラストレーター、山本ちろさんは、家の周りの除雪の際にできた雪山を富山の観光名所「雪の大谷」に見立て、ミニカーなどを並べて撮影を楽しんでいます。

雪の大谷とは、立山黒部アルペンルートが春に開通する際、道路の除雪でできる雪の壁です。高さ20メートルに迫る雪壁が500メートルにわたって続きます。

カーブを付けると本物らしくなる

10年以上前から、冬は「雪の大谷ごっこ」を楽しんでいるという山本さん。雪壁作りのこつは、カーブを付けることだとか。直線と組み合わせることで本物らしくなり、地面のコンクリートを少し見せるとさらにリアル感が増すと言います。

 撮影の際、カメラをミニカーの高さにできるだけ近づけると、写真に迫力が出るそうです。「撮る際はスマホのポートレートモードを利用すると、背景がボケて素敵な仕上がりになりますよ」

雪道をけなげに走るモルカーに癒やされる

山本さんは今年、大好きな「モルカー」を並べてみました。そうです、昨年人気を集めたパペットアニメ「PUI PUI モルカー」に登場するモルモットが車になったキャラクターです。

 まずご紹介するのは、11台を並べて撮った1枚。寒そうな雪道をけなげに走っている姿はかわいくありませんか?

次の1枚は、小さい雪だるまやかまくら、雪像を作り、フィギュアやぬいぐるみを置いてみました。「キャラクターの声が聞こえてきませんか」と山本さん。車をひっくり返して置いたりすると、画面に表情が出てきます。

次は、アプリ機能を使って写真に文字を入れた作例。年賀状にも使えそうですね。

これぞ、真の「雪だるま」だ!

続いてご紹介するのは、雪だるまです。とはいえ、雪の球を二つ重ねたおなじみの形ではありません。富山市の主婦、平山尚美さんが作るのは、型を使った「リアル雪だるま」です。

型にしたのは、数年前に群馬県のお土産でもらった「だるま弁当」の容器です。富山市内の公園で、息子に手伝ってもらいながら雪をつめて形を付け、約30個作りました。

友人「だるま落とししたいー!」

横にずらりと並べたり、縦に4個重ねてみたり…。写真を撮って友人に見せたところ、「これこそ本物の雪だるま!」「だるま落とししたいー!」という感想が寄せられたそうです。

県外の友人からは「雪がうらやましい!」との声も届き、平山さんは「雪が嫌いでしたが、楽しむことも大切なのかなと思いました。自然の恵みもありますからね」と話します。

 二人のアイデアは、除雪が楽になったり、雪の被害が減ったりするわけではありませんが、ほっこりとした気持ちにさせてくれます。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース