2022年桜開花予想(第1回) 今年の開花は全国的に平年並み 東京は3月23日

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27日、日本気象協会は「2022年桜開花予想(第1回)」を発表。今年の桜の開花は、全国的に平年並みの予想です。開花のトップは3月22日の福岡、熊本、高知で、東京や大阪などでも、3月下旬に桜の季節を迎えそうです。

開花の傾向

2022年の桜の開花は、西日本から東日本で平年並みのところが多いですが、東北の一部と北海道では、平年より早く開花する見込みです。
桜の開花は、3月22日に福岡、熊本、高知からスタートするでしょう。23日には東京や大分、長崎など、24日には静岡と横浜などで開花する見込みです。3月末までには、西日本から東日本にかけての広い範囲で開花となり、北陸では4月上旬までに開花するところが多いでしょう。長野や東北では4月上旬から中旬に開花するところが多くなりそうです。4月下旬には、桜前線は津軽海峡を渡って、4月25日には函館で開花するでしょう。
昨年(2021年)は、気象官署では全国で一番早く開花した広島をはじめ、福岡、長崎、大阪など、多くの地点で最早記録を更新しました。そのため、昨年と比較すると、10日前後遅くなる地点が多くなるでしょう。広島では、2021年は3月11日に開花しましたが、今年は2週間以上遅くなる見込みです。
この冬(12月~1月)は、たびたび強い寒気が流れ込み、2022年のスタートは年越し寒波の影響を受け、全国的に厳しい寒さとなりました。1月6日には関東で4年ぶり、21日には京都で5年ぶりとなる大雪に見舞われました。その後も、日本海側では大雪となっているところが多く、全国的に厳しい寒さの日も多いため、桜の花芽の休眠打破※は順調に行われたとみられます。
2月以降の気温はほぼ平年並みとなる見込みで、春の訪れも平年並みのところが多いでしょう。
※休眠打破:前年の夏に形成され休眠に入った花芽が、冬になり一定期間の低温にさらされて目覚めること。

言葉の説明

平年:1991~2020年の平均値
かなり早い:平年よりも7日以上早い
早い:平年よりも3日から6日早い
平年並:平年との差が2日以内
遅い:平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い:平年よりも7日以上遅い

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