冬のシーツの洗濯頻度はどれくらい?洗い方や干し方のコツ

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シーツは毎日使用するものですが、冬場は洗濯物が乾きにくいうえ、あまり汗をかかないこともあり、気温が高い時期よりも洗濯する機会が減っているという方も少なくありません。しかし、シーツには目に見えない汚れがたくさん付着していますので、冬でもできるだけこまめに洗濯するのが理想とされています。
そこで今回は、冬のシーツの洗濯頻度や、基本的な洗い方、洗濯時の注意点、早く乾かすコツなどをまとめました。


冬のシーツの洗濯頻度はどれくらい?

20~50代の女性を対象に実施されたアンケート調査によると、冬のシーツの洗濯頻度は「月1回くらい」が最多で約3割を占めており、次いで「2週間に1回くらい」が2割強、「週1回くらい」が約2割と続いています。[注1]
寝汗でベタつきやすい夏場のシーツとは異なり、寒い冬場はシーツもさらっと乾いていることが多いので、特に目立つ汚れがなければ何にも洗わずにそのまま…という方が多いようです。
しかし、人は寝ている間にコップ1杯分の汗をかくといわれており、冬場でもそれは例外ではありません。また、特殊な試薬を用いた実験では、1週間シーツを使用しただけで汚れが広範囲につくことが確認されています。汚れたシーツを長期間放置していると、ニオイやダニ、黄ばみなどの原因となりますので、冬場でも週に1回くらいは洗濯することをおすすめします。
[注1]ライオン株式会社:お洗濯頻度は週1?月1?意外に汚れるシーツの洗い方と干し方


冬のシーツを洗濯する方法や注意点

シーツは衣類よりもサイズが大きくてかさばりやすいので、簡単かつきれいに洗濯するには、正しい方法を押さえておく必要があります。ここでは冬のシーツの基本的な洗い方と注意点をステップごとにまとめました。
■1. 洗濯表示を確認する
まずはシーツのタグで洗濯表示の内容をチェックしましょう。
たいていのシーツは自宅で洗濯できますが、素材によっては家庭洗濯NGの場合もありますので、事前に確認しておくことが大切です。
また、家庭洗濯OKのシーツでも、ドライモードでの洗濯や、手洗いを推奨しているものもあります。その場合、使用する洗剤もおしゃれ着洗い専用のものを選ばなければなりませんので、あらかじめ注意が必要です。
■2. ゴミ・ほこりを除去する
シーツには髪の毛やほこり、衣類の繊維などが付着しやすいので、事前にガムテープなどを使ってゴミ・ほこりを除去しておきましょう。そのまま洗濯すると、ゴミやほこりがこびりついてしまうので、面倒でもしっかり下処理することが大切です。
■3. シミの下処理をする
シーツに目立つシミがある場合は、酸素系漂白剤を塗布してから洗濯機に投入します。なお、血液汚れの場合は最初に水で汚れを洗い流してから漂白剤を使用するようにしましょう。
■4. 洗濯ネットにシーツを入れる
シーツをそのまま洗濯機に入れるとしわになりやすいので、大判の洗濯ネットに入れて洗うのが基本です。その際、シーツは以下の要領で折りたたみます。
①上下を内側に10cmほど折る
②左右の端が中央に来るように折りたたむ
③縦に2つ折りにする
④洗濯ネットの大きさに合わせてじゃばら折りにする
■5. 適切なコースで洗濯する
1で確認した洗濯表示をもとに、適切なコースで洗濯します。洗濯槽のパルセーター(回転板)に近いほど洗浄力が高くなるので、シーツにシミや汚れがある場合は、そちらの面を回転板に向けて入れるようにしましょう。


冬のシーツを早く乾かす干し方のコツ

シーツは衣類に比べると薄手ですが、サイズが大きいので、早く乾かすにはちょっとしたコツがあります。
ここでは冬場にシーツを早く乾かす正しい干し方のコツを3つご紹介します。
■1. 外干しならM字またはA字干しがおすすめ
天気の良い日にシーツを外干しするなら、2本の物干し竿の間をまたぐようにシーツを掛ける「M字干し」で乾かすのがおすすめです。この方法だと生地同士が重ならないので、風が通りやすく、冬場でも短時間でシーツを乾かすことができます。
物干し竿が1本しかない場合は、ハンガーを数本並べて掛け、その上にシーツをかぶせるように干す「A字干し」で乾かしましょう。
■2. 部屋干しならW字干しがおすすめ
天気が悪い日や、屋外にシーツを干すスペースがない場合は、ピンチハンガーを使えば省スペースでシーツを干すことができます。シーツを3つ折りにし、端や折り目の部分をピンチで留めていくと、ちょうどアルファベットの「W」の形に干すことができます。
■3. シーツ干し専用ハンガーを使う
一人暮らしで、ピンチハンガーを置くと邪魔になるという場合は、シーツ専用ハンガーを用意するのもひとつの方法です。シーツ専用ハンガーとは、アーム部分が蚊取り線香のように渦巻きを描いている特殊なハンガーで、2つ折りにしたシーツをアームにかけて中央に向かって押し進めていくと、円を描くようにシーツを干すことができます。
通常のハンガー1本分くらいのスペースがあれば利用できるので、部屋の中に十分な空間がないという方でも気軽にシーツを干すことができます。


シーツは冬でもこまめに洗濯して清潔な状態をキープしよう

冬のシーツは一見きれいなように思えますが、実際は目に見えない汚れがたまっています。放置しているとニオイや黄ばみ、ダニなどの原因になりますので、冬でもこまめに洗濯し、清潔な状態を保つことが大切です。シーツは折りたたんで洗濯ネットに入れ、洗濯表示にしたがって適切なコース・洗剤で洗えば、あまりしわにならずに洗うことができます。
シーツを干すときはなるべく生地同士が重ならないように配慮すると、短時間で乾かせるでしょう。
シーツを洗濯するタイミングを知りたいときや、外干し・部屋干しで悩んだときは、天気予報専門メディア「tenki.jp」の洗濯指数を参考にしてください。その日の天気や予想気温に合わせて、洗濯物の乾きやすさをわかりやすく表示しているので、いつ洗濯するのがベストか、今日は屋外と屋内のどちらに干せばいいのか、一目でチェックできます。洗濯指数は10日先まで公開されていますので、シーツのお洗濯計画にぜひご利用ください。

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