「ブロッコリー食べてたら不意にピシピシと怪しげな音がして、皿から魂が抜け出た」
一見、何とも不思議に思える経験を紹介したツイートが話題になりました。
ツイートをしたのは、カリフォルニア在住・脳神経科専門の獣医をされている和泉ユタカさん(@IzuYuta)。
お昼ご飯にブロッコリーの炒め物を食べようと思った和泉さん。アメリカのダイソーで買ったというお皿に入れてレンジでチン。食べていると突然ピシピシという音がして、皿の底が見事に抜け落ちてしまいました。
食事中にお皿の底が抜けてしまうとは、予想しえない出来事。和泉さんも3秒ほど思考が停止してしまったといいます。しかも、軽く指も切ってしまったという残念な出来事。
しかし、ここで終わらないのが和泉さんのすごいところ。割れたお皿の底の形状が面白いと感じた和泉さん、ブロッコリーで割れたお皿の底に顔を作り、写真に撮ってTwitterに投稿。可愛い作品が仕上がり、結果、5万以上のいいねを獲得する話題となりました。
思わぬアクシデントも楽しみに変えてしまう和泉さんのセンスに脱帽です!
和泉さんが即席で作り出した可愛い魂に、リプ欄でも称賛の嵐。
「可愛い魂!」
「見事に魂が抜けてますね」
「幽体離脱の貴重な実例」
「ある意味、けた たましい音でしたね‥」 (※“けたたましい”と“魂”を掛けている)
「シルエットがマリオのテレサっぽい」
など称賛コメントが溢れています。和泉ユタカさんに聞きました。
――お皿はアメリカのダイソーで購入されたとのことですが、アメリカのダイソーと日本のダイソーとで違いはあるのですか?
和泉ユタカさん:アメリカのダイソーの品揃えは日本の半分くらいと言った感じですが、やはりちょっとした日本の小物が手に入るというのはとても便利です。例えば台所の掃除用品や文房具、原稿の綴じ紐などです。
――お皿、見事な割れ方ですね。割れたときの状況など詳しく教えてください。
和泉ユタカさん:この時は、レンジで温めたブロッコリーの炒め物を普通に食べていただけなのですが。実は、この皿、数カ月前に軽くぶつけて端が薄く欠けていたのです。目に見えるヒビなどは無かったのでそのまま使っていたのですが、それがパキパキ…と突然音がしてみるみるうちにヒビが入り、数秒後には底がぽこりと抜け落ちました。
――単にお皿が弱かったのではなく、以前ぶつけていたことも理由だったのですね。
和泉ユタカさん:恐らく以前に欠けたところから目に見えないヒビが入っていて、それが電子レンジを使った事による温度差等で突然割れたのでしょう。個人的には「使命を終えたお皿の魂が抜けて成仏した」と思いたいですね(笑)。
――素敵なお考えですね。割れた後、ブロッコリーで顔を描こうと思い付いたのは?
和泉ユタカさん:お皿が割れた直後は呆気に取られましたが、気を取り直して見てみたら何だか人魂のような面白い形をしていたので、折角だから顔を描いて夫に見せようと思いました。
――なるほど。和泉さんは、他の投稿でも生卵をドリルで彫って動物の絵を描いたりなどもされていますね。このような創作はお好きなのでしょうか。
和泉ユタカさん:現在の職業は脳神経科専門の獣医ですが、大学は美術(油絵)と脳理学をダブル専攻していました。今では落書き以上の絵を描くことは滅多にありません。ただ、一年に一度、手術用のドリルの微調整をするのに生卵を使うのですが、卵に縦横の線を彫るだけではつまらないので、看護師さん達のペットの絵を彫ってクリスマスのプレゼントにしています。
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ちなみに、ダイソーはアメリカを含め海外にも進出。2021年2月末現在のデータによると、日本以外でも24カ国・2200以上の店舗を展開しているそうです。
和泉ユタカさんのTwitterはこちら→https://twitter.com/IzuYuta