朝ドラ「カムカムエヴリバディ」和菓子店のモデルかも!? 木製ケースや網代、欄間がそっくりと話題

山陽新聞社 山陽新聞社
翁軒の店内。木製のショーケースや網代、欄間などがあるたたずまいは、朝ドラの「たちばな」と似ている
翁軒の店内。木製のショーケースや網代、欄間などがあるたたずまいは、朝ドラの「たちばな」と似ている

 岡山を物語の一つの舞台として放送中のNHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」。主人公が生まれ育った和菓子店にそっくりと静かな話題となっている店舗が、岡山市北区の表町商店街にある。足を運んで確認するとともに、店主に話を聞いてみた。

 同商店街を構成する紙屋町商店街にある明治22(1889)年創業の和菓子店「御菓子司 翁(おきな)軒」。看板は「おきな軒」と記された木製で、「御菓子司たちばな」と書かれた番組に登場する和菓子店の看板とどことなく似ている。それよりも驚いたのは、店内のたたずまい。木製のショーケース、壁側にある竹を編み込んだ網代、欄間などそっくりだ。

 店主で4代目の田邊稔さん(77)によると、2月から2回にわたり、NHKのスタッフが番組の取材で訪問。朝ドラの放送を見て「よく似ていると思った」とし、来店客からも「『たちばな』のモデルですか」と尋ねられることが度々あるという。

 それではとNHKに確認したところ、「『たちばな』はあくまで番組のオリジナル。ただ、翁軒は取材した複数の店舗の一つではある」と答えてくれた。

 田邊さんは1970年に店を継承し、現在は「調布」や「不老餅」、茶席用の上生菓子を主に扱う。定かではないが、曽祖父で初代の才次郎さんの頃から紙屋町で商売していたとみられる。45年の岡山空襲で店舗は焼失。祖父の甲子太さんと父の正美さんが再建し、現在の店構えになったようだ。

 田邊さんは「上白石萌音さん演じる主人公の夫の名前が、私と同じで『稔』。取材の対象に選ばれたことも合わせ、何かと縁を感じる」と笑顔で話していた。

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