「月収25万円で出社勤務」と「月収18万円でテレワーク」 85%の学生が選んだのは

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「月収25万円で出社勤務」と「月収18万円でテレワーク勤務」だったら、どちらを選びますか―。2023年3月に卒業、終了予定の大学生・大学院生を対象に「テレワークと給与」について行われた調査によると、85%近い人が「月収25万円で出社勤務」を選んだことが分かりました。

コロナ禍もあり普及・定着したテレワークですが、11月に入ると経団連が「テレワークなどによる出勤者数の7割削減」を見直すべきだと政府に提言したこともあり、さまざまな議論が起こっています。今回の調査は、就職情報サイトを運営する学情が2021年9月に415人から聞いたものですが、米IT大手グーグルが「リモートで働く社員の給与を最大25%削減する方針」であることが8月に報じられたことが調べたきっかけだそうです。給与が削減される場合でもテレワークを実施したいと思うのか、学生たちの考えを聞いたといいます。

その結果、「月収25万円で出社勤務」40.0%、「どちらかと言えば月収25万円で出社勤務」44.9%という回答となり、あわせて84.9%となるなど、テレワークよりも給与を重視する人が多いことが分かりました。「同じ仕事で、給与が異なるなら高いほうを選びたい」「給与にも差が出てくると、出社勤務のほうが、重要な仕事を任せてもらえると思う。成果を上げることや、社会人として成長することを考えると出社したい」といった声が寄せられたといいます。

ちなみに、「(給与が減額されない場合)テレワークの制度を利用したい」と回答した学生は74.5%いましたが、「給与が最大25%などの幅で減額される場合」という条件がつくと、テレワーク制度の利用を希望する学生は17.8%に留まったといいます。

「給与が減るのであれば、テレワークは希望しない」「電気代やインターネットの回線費など、テレワーク時の出費もあると思う」「同じ仕事で給与が減るのは悲しい」といった声が上がっていたそうです。一方、給与が減ってもテレワークをしたいと回答した学生からは、「通勤時間がなくなることを考えると妥当だと思う」「給与が減るのは仕方がないけれど、その分副業は認めて欲しい」といった声が寄せられたそうです。

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