北海道の1か月予報 ついに札幌でも積雪状態に!

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向こう1か月は、低気圧の影響を受けやすいため、降水量は太平洋側を中心に平年並みか多くなるでしょう。気温は平年より高めの予想で、このまますぐに真冬へと向かうわけではなさそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(11月27日~12月3日) いよいよ札幌でも積雪始まる?

今日(25日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。27日土曜日にかけては冬型の気圧配置が続き、日本海側を中心に雪が降りやすくなるでしょう。日曜日から火曜日は広く晴れ間がありますが、水曜日(12月1日)頃は、低気圧の影響で広く雨が降り、雨脚や風が強まる恐れがあります。
なお、札幌では今日午後6時の時点で、いまだに1cm以上の積雪が観測されていませんが、特に土曜日の午前中は札幌中心部でも雪が降りやすくなり、雪雲の入り方によっては道路が真っ白になるかもしれません。
シーズン初めての冬道運転、というのは長年北海道に住んでいてもなかなか慣れないものです。時間に余裕を持って出発したり、スピードを出しすぎないようにするなど、対策を心がけてください。

2週目(12月4日~10日) ドカ雪に注意!?

冬型の気圧配置は平年より弱く、低気圧の影響を受けやすい見込みです。気温は平年より高いとはいえ、12月にもなると、降るものは雪が中心になります。ひとたび低気圧が北海道の近くを通ると、太平洋側を中心に雪や風が強まることもありそうです。いつものこの時期は、それほど雪が多くない傾向にある太平洋側などの地域でも、急に雪の量が増え、ドカ雪となる恐れがあります。
大雪などへの備えは、日頃からしておくようにしましょう。例えば、停電や断水に備えてラジオや充電器、ポータブル暖房器具などを用意しておく、また急な立ち往生に備えて車には牽引ロープ・スコップ・防寒着を積んでおく、などです。

3~4週目(12月11日~24日) 本格的な冬がやってくるかも

冬型の気圧配置の強さは平年よりやや弱いですが、それでも日本海側やオホーツク海側は曇りや雪の降る日が多くなるでしょう。太平洋側は晴れる日が多くなる見込みです。
この時期になると、平年では道内の広い範囲で根雪となります。根雪とは、冬の期間中に積もった雪が、長期間消えずに残っている状態のことで、「長期積雪」ともいいます。主要地点の根雪初日の平年日は、旭川11月24日、稚内12月3日、札幌12月6日、帯広12月7日、函館12月19日で、例年ではこの頃にはほとんどの地域で根雪が始まっているということになります。
今年はこの時期でも気温が平年並みか高めで、例年に比べると根雪が遅くなる可能性もあり、このまま一気に真冬へと向かっていくわけではなさそうです。
しかし、この頃になると雪かきをする機会も増えていきます。シーズン序盤の雪かきは体がまだ慣れていないため、腰を痛めやすかったり疲れやすかったりします。適度に休憩を取りながら、徐々に雪かきにも慣れていくとよさそうです。

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