「1歳のくせに頼りがいのある雰囲気めちゃくちゃ出してくるな」
イラストレーター・漫画家・京都芸術大学非常勤講師の原田ちあきさんのサブアカウント（@nijinoyatu）に投稿された写真が話題になっています。そこには、ソファの背に前足をクロスして置き、真っ直ぐこちらを見つめる優しそうな顔をした犬が写っています。まるで「どしたん？？話聞こか？」と言っているように見える頼もしい犬の写真に、４.９万を超える“いいね”がつきました。
「彼氏感が強い〜笑」
「愚痴を聞いてくれそう」
「センパイ、、!」
「人間で言うと4、50代くらいの頼れる上司の貫禄」
「めっちゃ守ってくれそうですね」
「遠山の犬さん」
「手よ！ 可愛い！」
そのほか、雰囲気がお笑い番組「笑う犬」で内村光良さんが扮した「ミル姐さん」みたいという声も上がりました。
写真に写るのは、雑種犬のとこちゃん。落ち着いた姿を見せていますが、実は元気いっぱいでまだまだイタズラもするし、粗相をしてしまうこともある１歳半ほどの女の子です。原田さんと旦那さんでミュージシャン・ラッパーのユキテロさんが、２０２０年７月に初めて行った譲渡会でとこちゃんを迎えました。
最初にネットの里親申し込みをした時には、アンケートに真剣に答えながら実際に会ったことのない犬に思いを馳せて夫婦で泣きました。そしてドキドキで向かった譲渡会で、顔が真っ黒でイメージと違ったと里親候補さんに断られてしまったとこちゃんの境遇を聞き、その場で里親になりたいと立候補。１週間後にやってきたとこちゃんに「うちに来てくれて本当にありがとう」と感謝した原田さんは、それからとこちゃんを温かく見守り続けています。
悩みを聞いてくれそうなとこちゃんの写真を撮った時のことを、原田さんに聞きました。
──とこちゃんは、相談に乗りそうな顔で何を見ていたのでしょうか？
ソファーの後ろにダイニングテーブルがあるのですが、そこに人が座っているとよくソファーの背に手を引っ掛けて座って見てきます。この時もそうです！
──人に向かっての表情と体勢だったのですね。まさに悩みを聞いてくれそうに感じます。
人みたいだとよく思っています。変な座り方をよくしています。
──とこちゃんはどんな子ですか？
怖がりの甘え下手で寂しがりやです。家族以外の人のことは基本的に怖いようです。それに、犬なのにお散歩も好きではないようです。
──警戒心が強い子なのかな。とこちゃんをお迎えして楽しいと思うところはどんなところですか？
甘え下手で人見知りなのですが、最近勇気を出してお腹をかいてほしいとアピールするようになりました。触ってもらうのもあまり好きではないようなのですが、甘えたい気持ちを頑張って振り絞っているのを見るとキュンとします。悪戯したりしますが、毎日関係を良い方向に更新している感じがして楽しいです。
◇ ◇
原田さんの家には、おそらく７〜８歳という先住猫のいちまつちゃんもいます。いちまつちゃんは、原田さんの実家に通っていた野良猫で、あまりにも弱々しかったので保護したそう。そして、ひとりぼっちで工事現場にいたオスの子猫を、１１月５日に保護したばかり。ぎがくんと名づけられた子猫は最初はぐったりしていたそうですが、少しずつヤンチャになって顔もふっくらしてきたと原田さんはツイッターで日々報告しています。
とこちゃんやいちまつちゃんとの生活を、イラストを交えながらブログで紹介している原田さん。イラストは、カラフルな色使いが印象的です。今後は、ぎがくんも登場するとのことなので、興味のある方はチェックしてみてくださいね。
■原田ちあきオフィシャルブログ「ハラダチ日記」 http://cchhiiaakkii8.blog.jp
■原田ちあき（Twitter） https://twitter.com/cchhiiaakkii
