黒板アートはここまで進化している!度肝抜く作品がずらり 黒板アート甲子園2021結果発表

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全国の中高生が参加する「日学・黒板アート甲子園2021」の結果が発表され、メイン大会(高校)の最優秀賞には静岡県立浜松大平台高校の「冬の幾何学」、ジュニアの部(中学)の最優秀賞には埼玉県熊谷市立富士見中学校の「夜の静けさ」が選ばれました。いずれも黒板の底知れぬ可能性を感じさせるとんでもない作品に仕上がっています。

黒板・ホワイトボードメーカーの日学が2015年から開催している大会。通算7回目の今回は、メイン大会の参加生徒数は過去最多の1444人となりました。ちなみに、これまでで最も多かったのは2016年の817人でした。ジュニアの部に関しては、作品数、学校数、生徒数のいずれも過去最多を更新しました。

浜松大平台高校のAチーム(7人)が制作した「冬の幾何学」は、メガネ越しに星座が輝く星空とそれを眺める生徒たちの後ろ姿を描いた幻想的な作品。メンバーは絵のモチーフにするための写真を一緒に撮りに行き、「部の結束が強まった」そうです。「部活帰りの渡り廊下は肌を貫くような厳冬の風が吹く。私は制服のシャツで眼鏡のレンズを拭いながら、今日は星が綺麗だと思った」(制作エピソードより)という高校生活の一場面から生まれました。

富士見中学校の1年齊藤組(4人)による「夜の静けさ」は黒板本来の風合いを生かした木々や猫(?)たちのシルエットが目を引く作品。まだ日の名残がたゆたう夜空のグラデーションと三日月、連れ立って飛ぶ数羽の鳥の姿も印象的で、まるで絵本の1ページのような物語性も感じさせてくれます。

このほか、優秀賞以下の入選作品や、白板・動画を含む全部門の入賞作品、講評などは大会サイトで公開されています。

【大会サイト】http://kokubanart.nichigaku.co.jp/

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