チキンラーメンの卵をきれいな「しろたま」にするには…? 簡単すぎる方法を発見「これは素晴らしい」「早速試してみました」

竹中  友一(RinToris) 竹中 友一(RinToris)

「チキンラーメンを30袋食べ続けて、綺麗な卵(しろたま)を作る完璧な方法を発見しました。」

ブロガーとして活動するゲムぼく。さん(@gamebokusan)が、このような内容のブログ記事やツイートを発信。大きな話題となっています。

日本が誇る世紀の大発明であるインスタントラーメン。その第1号となるチキンラーメンは、「すぐおいしい、すごくおいしい」というキャッチフレーズの通り、お湯を注ぐだけで食べられ、今なお絶大な人気の商品です。

そんなチキンラーメンには卵ポケットというくぼみがあり、そこに生卵を落としてからお湯を注ぐことで、さらにおいしい卵入りラーメンを楽しめることは、皆さんご存知ですよね。

しかし、ここで大きな問題が。

まんべんなく白身が固まったきれいな卵にするのは、意外に難しいのです。

今回、ゲムぼく。さんが発表された、卵を完璧に仕上げる方法とは、一体どのようなものなのでしょうか…?

意外と失敗することが多いチキンラーメンの卵問題とは

チキンラーメンのCMや商品のパッケージを見ると、卵はキレイなしろたまになっていますね。

チキンラーメンの公式サイトでは、卵をしろたまに仕上げるための方法が紹介されています。熱湯を「白身だけにやさしく直撃させ」、「外からゆっくりまんべんなく注ぐ」のが、コツなのだとか。

しかし、とはいってもなかなかうまくはできない、という方も多いのではないでしょうか。

ゲムぼく。さん自身も、「白身が散らばって白くなることなくお湯に溶けてしまったり」、「白身の固まり具合にムラができてしまったり」、「黄身を粉砕してしまったり」といった失敗を何度も経験されてきたそうです。

「もちろん、チキンラーメンはそれでも充分においしいのですが、もっときれいに、もっとおいしく、を追求した結果が今回の方法です」(ゲムぼく。さん)

名づけて、「センターチョロチョロ法」!

ゲムぼく。さんは、いつもきれいなしろたまを作れるようになるべく、毎日チキンラーメンを食べ続け、「苦節1カ月半」の末についにその方法を開発しました。

どのような方法なのかというと…。

「黄身のど真ん中をめがけて黄身が割れないようにやさしくチョロチョロと熱湯を注ぎ続ける」といういたってシンプルなもの。

ゲムぼく。さんは、これを“センターチョロチョロ法”と命名。「ネーミングセンス皆無なのは許してほしい」とのことです(笑)。

あまりに簡単で誰にでもできる方法ですね。

でも、このような簡単な方法で、なぜムラのない卵に仕上がるのでしょうか。

ゲムぼく。さん曰く、公式のやり方でうまくできない理由は、熱湯を「注ぐ勢いが強すぎる」か「注ぐ場所に偏りがありすぎる」ため。

しかし、センターチョロチョロ法は、黄身が割れない程度にゆっくりと注ぎ続ける、という前提があり、「黄身の真ん中、つまり卵の山頂に熱湯を落とせばお湯は自然と全方位に流れていく」ため、白身全体にも偏りがなくお湯が行き渡ることになります。さらに、「卵全体を熱湯の膜で覆って温める形になるので、注いだだけで黄身を半熟にでき、白身を早く白くできる」というメリットも。

非常に理にかなった方法だということが分かります。

気をつけるポイントには、「お湯を注ぐトータルの時間が長くなりやすく、手が疲れやすい」、「注ぎ方に慣れないうちは熱湯が少し飛び散る可能性もある」という点が挙げられるそう。

しかし、これらの問題は、お湯を耐熱性の軽量カップに移し替えたり、注ぐ位置を高くしすぎないようにするといった工夫で解消されるとのことです。

何より、おいしく食べられるのであれば、この程度のデメリットは問題にならないのではないでしょうか(筆者の感想です)。

シンプルかつ誰にでも簡単にできる“センターチョロチョロ法”を紹介したゲムぼく。さん。ツイートのリプ欄やブログのコメント欄には

「早速試してみました!」
「ネーミングのセンスに腹筋が持ってかれました」
「これは素晴らしい
今度買ったら試してみます」
「ゲムぼくでたまにある本当に役に立つ記事回」
「チキンラーメンは独身で仕事がつらい時にお世話になったよ,いまでもお世話になってるよ.この記事は助かるよ(´・ω・`)」

など、称賛の声が集まりました。

一方で、「私は器に生卵を先に入れて、卵ポケットを逆さまにして生卵に被せるようにしてる」、「チキンラーメン工場に行くと作る10分前から卵を出して、常温に戻すと白く出来ると教えてもらいました」など、きれいな卵を作る別の方法を紹介する声も。

ゲムぼく。さんに聞きました。

――ほかにもチキンラーメンを美味しく作るうえで、ご自身ががこだわっている部分はありますか?

ゲムぼく。さん:チキンラーメンにはチーズを入れたりご飯を混ぜたりなど、いろんなアレンジレシピがありますが、「2回に1回は卵だけのシンプルなチキンラーメンを食べる」ということを習慣づけています。「そのままのおいしさ」が原点だし、ある意味ではベストだと思っているので、そこから離れすぎないようにしながら、好みのトッピングやアレンジを楽しんでいます。

――なるほど。ちなみに、ゲムぼく。さんのブログではさまざまなネタを取り上げておられますが、おすすめしたい「お役立ち記事」があれば教えてください。

ゲムぼく。さん:コンビニの食べ物を紹介する「コンビニグルメシリーズ」というのがあるのですが、その中で『逆に、安く多くカロリーが摂れる罪深いコンビニおにぎりは何なのか?』という記事は、お腹いっぱい食べたい人や反面教師的な意味でダイエット中の人には役立つかもしれません。

また、お役立ちかはわかりませんが、最近の記事で『ポケモンセンター1万円チャレンジ!誕プレ獲得作戦。』は、「うちもやってみたいと思いました!」といった声を多くいただきました。

――今後どのような記事を取り上げてみたいですか?ご予定などありましたら。

ゲムぼく。さん:コンビニグルメやレトルト食品など、身近な食べ物についていろいろ試したりデータを取ったりするのが好きなので、そういうのは思いつき次第どんどんやっていきたいですね。最近気になっているのは、ファミリーマートに「ファミチキバンズ」という「ファミチキ」を挟むためのパンが売っているのですが、ファミチキ以外で挟んだらいちばんおいしいものはなんだろう?ということです。

  ◇  ◇

ゲムぼく。さんのブログのトピックの中で、毎年実施している企画「ヤマザキ春のパンまつり徹底攻略」は、以前に当サイトでも『「よく調べている」とヤマザキも感心 春のパンまつりガチ勢によるポイント効率徹底調査』という記事で、ご紹介しました。

ブログでは今年の調査結果である『【完全版】続・2021ヤマザキ春のパン祭り徹底攻略!全対象商品 点数・カロリー効率一覧』も公開されています。

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