11月初めにかけて高温傾向 秋の深まりゆっくり 1か月予報

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きょう21日(木)気象庁が発表した最新の1か月予報です。この先1か月は、平均気温は全国的に高い傾向。季節の進みはゆっくり。

高温傾向 秋の深まりゆっくりと

きょう21日(木)、気象庁から1か月予報が発表されました。
この先1か月は全国的に暖かい空気に覆われやすく、1か月全体の平均気温は北海道や東北と沖縄・奄美で平年より高く、関東から九州で平年並みか高い予想です。特に北海道と東北、沖縄・奄美では期間の前半は、平年よりかなり高くなる所があるでしょう。
なお、高温に関する早期天候情報が、北海道、東北、奄美に発表されています。北海道と東北では10月27日(水)頃から、奄美は10月29日(金)頃から、平年よりかなり高くなる可能性があります。

1週目:10月23日~29日

気温の特徴は、北と南で高いでしょう。
暖かい空気に覆われやすい北海道と東北、沖縄・奄美の平均気温は、平年より高い見込みです。札幌の最高気温は20℃近くまで上がる日もあり、グッと冷えたあとに、また暖かくなるでしょう。沖縄や奄美は、夏日になる日が多く、日中はまだ半袖で過ごせる陽気の日もありそうです。
一方、寒気の影響が残る関東、東海、北陸の平均気温は平年並み、近畿から九州の平均気温はほぼ平年並みの予想です。今週末以降は、上空の寒気も次第に抜けて気温が上がるでしょう。日中は過ごしやすい陽気の所が多いですが、朝晩はヒンヤリしますので上着が欠かせません。

2週目:10月30日~11月5日

この期間の平均気温は、全国的に高い予想です。暖かい空気が流れ込むためで、北海道や東北、沖縄・奄美では平年よりかなり高くなる所もあるでしょう。旭川など、すでに初雪が観測された北海道も、季節の進みはゆっくりになりそうです。
天気の移り替わりは早いでしょう。北海道と東北の日本海側では、平年に比べ曇りや雨の日が少なく、北陸から山陰、九州北部、沖縄・奄美は、短い周期で天気が変わり、秋晴れは長く続かない見込みです。北海道と東北の太平洋側、関東から九州南部も2~3日くらいの周期で天気が変わりますが、さわやかな秋晴れの日も多いでしょう。

3~4週目:11月6日~19日

少し気温の傾向が変わります。平均気温は、北海道と東北、沖縄・奄美で平年並みか高い、関東から九州は、ほぼ平年並みの予想です。
11月7日は二十四節気の「立冬」、暦の上では冬になります。実際はようやく秋の深まりを実感できるでしょう。街路樹もそろそろ色づき始める所が多くなりそうです。関東では高尾山、九州の高千穂峡も紅葉の見頃を迎えるでしょう。
2週目が高温傾向だったため、平均気温が平年並みでも、急に寒く感じることもありそうです。晴れる日ほど、朝晩と日中との気温差が大きくなるため、紅葉狩りなど屋外で過ごす際は、暖かい服装を心がけて下さい。

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