ケーキやみそ、居酒屋料理…コロナ禍で自販機の進化が止まらない もつ鍋の専用販売機も登場

京都新聞社 京都新聞社

 新型コロナウイルス禍で営業が制限される中、京田辺市東の焼き肉店が、もつ鍋セットの自動販売機を店舗前に設置し、10月4日から販売を始めた。もつ鍋セットの自動販売機は関西初という。

 「七輪焼肉 肉屋」が設置。今年に入りテークアウトでもつ鍋の販売を始めたところ、1日に30~40食ほど売れる人気商品となった。

 店舗営業を再開すると、店で準備しているもつ鍋との両立が難しくなり、自動販売機での販売を考案。店長の上田孝治さんは「(接触がないので)コロナ対策になるし、気軽に買え、店員の負担も減らせるので一石三鳥です」と語る。

 自動販売機では、牛のしっぽと骨を煮込んだテールスープやモツ(内臓)、ラーメンの麺などが購入でき、店舗の食事券が入っている当たりもある。「スープはコクがあってさっぱりとした味わいが自慢です」と上田さんは自信を見せる。もつ鍋の具材は2人前ずつ真空パックし冷凍されている。スープとモツを合わせて3千円で購入できる。

 京都府や滋賀県では、ケーキやみそ、居酒屋料理などが買える自動販売機が次々に登場し、地域で話題になっている。

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