神社でモーニング!?月に1度の純喫茶 卵サンドも人気、コーヒー好きの会社員が切り盛り

山陽新聞社 山陽新聞社

 神社でモーニングはいかが―。岡山神社(岡山市北区石関町)に月1回だけ登場する“純喫茶”がある。午前7時半~9時半の2時間のオープンながら、ほっと一息つける場所として、参拝者や出勤前の会社員らから好評を得ている。

 厳かな雰囲気の境内の一角から、コーヒーの香りが漂う。名前は「純喫茶 松野」。毎月1日に開かれる「月始祭」に合わせて、コーヒー(350円)やサンドイッチとドリンクのセット(600円)を提供する。ベンチも用意しており、拝殿や豊かな緑を眺めながら朝食を楽しむことができる。

 常連客の自営業男性(58)=同市南区=は「ここで飲むコーヒーは格別」と笑顔だ。

 店を切り盛りするのは、会社員・松野雄介さん(41)=同市北区。松野さんがコーヒー好きで造詣も深いことを知っていた、友人の同神社宮司・久山信太郎さん(43)から「月始祭の際に、参拝客が休憩できる空間を作ってほしい」と依頼を受け、2019年9月から休日などを活用して始めた。

 コーヒーは月替わりで4種類。松野さんの出身地・福岡県の店を中心に、ほれ込んだ味を出している。手作りの卵サンドも子どもたちから好評で、保育園に行く前に、朝食として利用する家族もいるという。多い日は50人ほどが訪れるそうだ。

 松野さんは17年4月、転職を機に福岡県から岡山市に移住。本人いわく「寂しがり屋の人見知り」で、慣れない土地で交友関係を広げるのに苦労したという。店をきっかけに顔見知りが増え、「街中で手を振り合える人が増えたのはうれしい」と松野さん。「ここが誰かにとっての心地よい居場所になれば」と話していた。

 詳細は店名のインスタグラムで確認できる。

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