水筒が足元に転がってきて「ホールドアップ」ポーズ→「ゴメンナサイッッ」に5万人が「わかる!」

金井 かおる 金井 かおる

 3歳児を子育て中のTwitterユーザー「おしそ」さんが体験した、コロナ禍だからこそのある出来事が話題です。

 おしそさんは先日、公園で手をすべらせ、持っていた水筒を落としてしまいました。水筒はコロコロと転がり、知らない女性の足元へ。水筒に手を伸ばし、拾い上げようとする女性。しかし次の瞬間、女性はなぜか両手を上げて「ホールドアップ」状態に。そしてこんな言葉を口にしました。

 「あっ……でも触らない方がいいですよね?! んぐぐっ……ゴメンナサイッッ」

 新型コロナウイルス感染拡大により、他人との不要な接触を避け、家族間でもドアノブやスイッチなどアルコール消毒が当たり前になった毎日。拾ってあげたい気持ちをグッとこらえた、とっさのポーズでした。

 おしそさんはこのエピソードを3コマの漫画にまとめ、「その気持ちが嬉しいです、ありがとう!!!」というメッセージとともにTwitterに投稿しました。作品には5万を超える「いいね」がつき、「気持ちわかる」「わかります」「やさしい人」「かわいい人ですね」などの感想が寄せられ、現在も拡散が続いています。

あの時の女性へ「どうかいいことがありますように」

 反響の大きさについておしそさんは、「『わかる』という方が大半ですが、それと同時に『なにが正解?』『あの時こうしてしまって後悔している』という葛藤もたくさん見受けられました」とさまざまな感想が寄せられたことを明かしました。

 ユーザーからは「拾っていいのか悩むことが増えた」「たしかに悩ましい世の中」「もうコロナ嫌」「手渡しはだめだと言われたことがある」などの声も上がっています。

 おしそさんはゆっくりと言葉を選びながら、「このご時世、何かをしようと動く人も、相手の気持ちを考えとどまる人も、誰かを思って動いた気持ちはそのままに、自分を責めたりはしないで欲しいと思いました」と語りました。

 あらためて今、女性に伝えたいことは?

 「『ありがとうございます』も『水筒を取っても取らなくても大丈夫ですよ』もマスク越しで上手く伝えられませんでしたが、その気持ちがうれしかったこと、そのかわいらしいポーズは多くの人を魅了しています、どうかいいことがありますようにーーとあらためて伝えたいです」(おしそさん)

育児絵日記は描き始めてまだ1年

 絵を描くことが好きで、今回の作品はお子さんが寝たあとに数時間で描き上げたというおしそさん。てっきり専門的な絵の勉強をされていたのかと思いきや、意外な答えが返ってきました。

 「ちょうど1年くらい前、夫がiPadを買ってきたことがきっかけで描き始めました。なので今もフォロワーさん達にいろんなことを教えてもらったり、調べたことを試したりしながら描いています」

 おしそさんの育児絵日記は、Twitterアカウント(@_______aona)で公開中です。

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