秋は月待ちに絶好の季節 十五夜の月以降も天気をチェックして鑑賞してみては

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十五夜(じゅうごや)の月以降も、1日ごとに月に名前がつけられています。天気をチェックし、名月に限らず、月を鑑賞してみてはいかがでしょう。

きょう21日(火)は十五夜

今年は、きょう21日(火)が中秋の名月、十五夜です。中秋の名月(旧暦8月15日の夜の月)が特別な意味をもつようになったのは、この日が初穂祭の日に当たり、農耕行事のひとつとされたことによります。
21日(火)の月の出時刻は、札幌と仙台18時04分、東京18時07分、名古屋18時19分、大阪18時25分、福岡18時45分、那覇18時54分です。
今夜21日(火)は、北陸や東北を中心に晴れて、お月見によい条件でしょう。そのほかの地域は、気圧の谷や湿った空気の影響で、雲が広がりやすく、雨が降る所がある見込みです。ただ、関東や北海道などでは、雲には隙間があり、見られる可能性もあります。
昔から月への思いが深い日本人、満月の夜に雲などによって月が見られない時には「曇る名月」ともいって、風情を楽しんできました。曇りの予報でも、ぜひ空を見上げてみて下さい。

日ごとに月の出遅くなる 十五夜以降の月の名前は?

十五夜以降、月の出は日ごとに約50分ずつ遅くなります。そして、十五夜以降の月にも、1日ごとに名前がつけられています。
22日(水)は「十六夜月(いざよいづき)」:「十六夜」と書いて「いざよい」と読み、月が出てくるのをいざよう(ためらっている)ようだ、という意味です。
23日(木)は「立待月(たちまちづき)」:まだかまだかと立って待つ月です。
24日(金)は「居待月(いまちづき)」:待ちくたびれて座って待つ月です。
25日(土)は「寝待月(ねまちづき)」:寝て待つ月で、「臥待月」(ふしまちづき)ともいいます。
26日(日)は「更待月(ふけまちづき)」:夜更けまで待ってようやく出てくる月です。
昼間はまだ日差しが暑く感じられる日でも、宵には気温も下がって過ごしやすくなってきますので、秋は月待ちするのに絶好の季節といえます。天気をチェックし、名月に限らず、月を鑑賞してみてはいかがでしょう。

気になる天気は?

あす22日(水)は、日本付近を前線が通過し、広く曇りや雨でしょう。前線の通過後は、次第に高気圧に覆われる見込みです。九州など天気の回復ははやく、夜には九州から近畿を中心に晴れる見込みです。
23日(木)は、東海や北陸、関東も次第に晴れる所が多いでしょう。
24日(金)は、東北や北海道も晴れてくる見込みです。ただ、関東付近では雲が広がりやすくなるでしょう。
25日(土)から26日(日)は、本州付近に、北東から湿った空気が流れ込む見込みです。北海道から東海を中心に雲が広がりやすく、雨が降る所もあるでしょう。湿った空気の流れ込みによっては、近畿や四国付近も雲が多くなり、雨が降ることがありそうです。
曇りの予報でも、雲の隙間から月を見られることがあるかもしれません。ぜひ夜空を見上げてみてください。

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