海沿いに仲良しキリン3兄弟?! コンビナートのクレーンが撮影スポットとして話題に

山陽新聞社 山陽新聞社

 多くの工場が密集する岡山県倉敷市の水島コンビナートに、“愛らしいキリン”のように見えるクレーンが立ち並ぶ一角がある。3基が同じ向きで鎮座する景色は、まるで仲良く肩を寄せ合う3兄弟を思わせる。写真愛好家らの間でも新たな撮影スポットとしてうわさが広まり、人気を集めている。

 「ジブ」と呼ばれるクレーンの太く伸びた腕部分はキリンの長い首。その先に取り付けられ垂れ下がったアームは頭、機体を支える太い柱は、アフリカの大地を駆ける脚のような印象。同市の観光サイトでも数年前に紹介され、インスタグラムなど会員制交流サイト(SNS)には、夕日や工場の夜景をバックに撮影された写真の投稿が相次ぐ。

 所有する電炉メーカー・東京製鉄岡山工場(同市南畝)によると、クレーンはジブが上空を向いた状態で地上からの高さが約34メートル。輸送船が運んできた鉄スクラップを船から荷揚げするために使われ、この場所には1971年に2基を設置。84年にさらに1基加わり、3兄弟となった。

 以前は日没後、夜間作業用の照明(水銀灯)でライトアップされ、水色の機体は黄色く輝き、よりキリンらしい見た目だったクレーン群。3、4年前から順次、LED(発光ダイオード)に替えた影響を受けたためか、現在は白っぽさが強くなってしまったとの声もあるが、夕日に浮かび上がる姿はキリンそのものだ。

 同工場によると、夜間のライトアップは毎日ではなく、時間も不定期といい「社内でもほとんど話題になっておらず、まさかの反響に驚いている。電炉製鉄に関心を持ってもらう一つのきっかけになれば」としている。

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