「どこにも連れて行ってあげられない」看護師パパの夏祭りサプライズ 「これは凄い!」「こちらまで心が温かくなりました」

太田 浩子 太田 浩子

「どこにも遊びに行けないわたしたちのために旦那が企画から準備までしてくれたお祭り うぶちゃんと仕事から家に帰って部屋を開けたら『へいらっしゃい!』とお出迎えの旦那 うぶちゃん初めてのお祭り、とってもはしゃいで楽しそうでした 本当にいつもありがとう」

 感謝の言葉とともに写真をツイートした𝗆𝖺𝗄𝗂(@__2ub)さん。写真には、さまざまなメニューのポップと色紙でつくった紅白幕がさがる楽しそうな屋台に、焼きそば、オレンジの紙コップに入った唐揚げ、チョコバナナ、お菓子やジュースがならんでいます。そして屋台の中には、首には手ぬぐい、頭にはタオルを巻いた男性が綿あめを棒に巻き付けています。

 家の中に、なんでもそろっている夢のような屋台を作ったのは、makiさんの旦那さんで、1歳7カ月のうぶちゃんのパパ。その完成度の高さと、思いやりに感動するリプライが殺到し、24.9万を超える“いいね”がついています。

「これは凄い! 旦那様は同じ父親として尊敬します。」
「こういう時だからこそのとても愛情詰まったプレゼント」
「コレが出来上がるまでの過程と想いと、お子さんがはしゃぐ情景とかが相まって泣く(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`) とても思いやりと愛が溢れる夏祭りですね!!」
「コロナ収束したら是非本物のお祭りに行けるといいですね」
「こちらまで心が温かくなり、涙が溢れました。ありがとうございました」
「なんと素晴らしい。品揃えまで完璧じゃないですか 紙コップに入った唐揚げ、また食いたいですなぁ」
「早く子供達が自由に遊べるようになって欲しいですね」

 看護師として働く旦那さんとともに、自粛生活を続けてきたmakiさん家族。披露宴も延期が続いてなかなかおこなえず、やっと、今年7月末に人数を減らして親戚や友人にお披露目ができたのだそう。

 「どこにも行けず家族には不自由させますが安全を第一に考え、そんな中でも家族で楽しんでいきたいと思っています」と旦那さん。

 料理は自炊する程度という旦那さんですが、以前から「おうち映画館」を演出したり、クリスマスディナーを作ったりと、家にいながら楽しめるように力を注いできました。その思いをしっかり受け止めるmakiさんも「コロナ禍でますます忙しくなったのにそれでもわたしたちのことをいつも一番に考えてくれる人です」とリプライで答えています。「おうち夏祭り」についてお二人に聞きました。

──なんでもある夢のような屋台の用意は、時間がかかったのでは?

旦那さん「用意には2週間ほど、当日は朝から1日かけて準備をしました」

──すごい! うぶちゃんの反応は?

旦那さん「ニコニコで走り寄って来ました」

──楽しい雰囲気がちゃんと伝わったんですね! makiさんはどう感じましたか?

makiさん「屋台のすごさと旦那が1人でどれだけ頑張って作り上げてくれたのかを想像して、とても幸せな気持ちになりました」

──うぶちゃんの浴衣姿も可愛いですね。

makiさん「浴衣は『今年はお祭り行けたらいいね』と用意しておいたもので、お祭りに行けず着せられないと思っていました。すぐにクローゼットから出して着せました」

──きっと来年は小さくなってしまっているでしょうから、お祭りで着ることができてよかった! うぶちゃんをどこにも連れて行ってあげられないという思いが?

旦那さん「コロナ禍であることと、看護師であるため自粛生活をしており、どこにも連れて行ってあげられないという苦しい思いがあります」

──おうち夏祭りのご感想は?

旦那さん「自分も楽しめたし喜んでもらえて何よりです」

makiさん「楽しかったのもありますが、何より旦那のわたしたちに対する愛の深さに改めて気付かされました。うぶちゃんは終始はしゃいでいて、その日の夜はぐっすり寝てくれました」

 ◇ ◇

 お祭りや花火大会は、コロナ禍で今年もほとんどが中止になってしまいました。makiさんのツイートを見て、我が家も「おうち夏祭り」をやってみようという人がたくさん現れています。筆者も今度の週末は、チョコバナナを用意して、舟皿にのせたたこ焼きをベランダで食べようかな。

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