「離島の野良猫の様子をご覧ください」島で暮らす猫の予想外の姿に「野生どこ行ったw」「中身オッサン」と爆笑

はやかわ かな はやかわ かな

「離島の野良猫の様子をご覧ください🐈 」と、ツイッターに動画を投稿した音楽家、ANCHE(アンチェ)さん(@ANCHEfrRAINBOW)。そこに映っていたのは、離島のフェリー乗り場の前に落ちているぬいぐるみ……じゃなく、ヘソ天で道路に寝っ転がっている野良猫の姿!

カメラを構えて近づくANCHEさんを怖がることなく、へそ天のままカメラをちら見。さらに、目を細めてなでなで待ちまでしてしまうという、野生味ゼロの猫の様子に、「野良猫が腹出して寝るなんて」「野良のプライド無し!」「じゃりン子チエで見たヤツ」と、爆笑のリプライが寄せられました。

「野生どこ行ったw」
「警戒心のカケラもないな!?」
「酔っ払って道端で寝てるおっさんみたい」
「いや、おっさん呑み過ぎやて」
「中身オッサンって言われても信じられる寝姿」
「島中が我が家って感じで敵はいないんでしょうねぇ」

ANCHEさんによると、今回の動画は、夜のお散歩中にフェリー乗り場を通りかかった際、へそ天で寝転ぶ野良猫の姿を見かけ、思わず撮影したのだそうです。

今から7年前、それまで住んでいた神奈川県からここ、長崎県・長崎市の離島、高島へ移住したANCHEさん。現在、高島を拠点に音楽活動をされているANCHEさんに、島の猫たちや島での暮らしについてうかがいました。

   ◇   ◇

ーー動画を撮影された場所にはいつもこんな風に野良猫がいるんですか?

「ここは高島のフェリー乗り場になるのですが、だいたい夜は人気がなく、猫が数匹ゴロゴロしています。この場所にいる猫はいつも決まっていて、そのうちの1匹が動画の子です。ちなみに、夜だろうが昼だろうが、人がいようがいなかろうが、あの子はずっとあそこにいます(笑)」

ーー高島の方ならみんなが知ってる猫ちゃんなんですね。

「数年前からターミナル近辺に現れた猫ちゃんで、もうターミナル近辺の猫といえばあの子って感じです。すごく人懐っこくて、すぐにスリスリしてくる印象です」

ーー島の方々はこの猫ちゃんをどんな風に呼んでるのですか?

「僕の周りの人は『だいちゃん』と呼んでいます。でも、もしかしたら人によっては違う呼び方をしているかもしれません。性別は……確かオスだったような(笑)」

ーー高島の野良猫はみんなだいちゃんみたいな感じ?

「高島の野良猫はみんな車が来ても避けないというか、リラックスした状態でゴロゴロしてます。高島は人がとても温かいんです。みんなのほほんとしてて、ゆるいです(笑)。島の方はみんな僕が音楽をやってることも知ってます! 応援してくれるので活動しやすいです」

ーー島全体が家族であり家だから、人も猫ものびのび安心して暮らせるのかな。

「僕が高島に移住したのは、所属する音楽グループ『RAINBOWMUSIC』がきっかけでした。当時メンバーは福島、千葉、神奈川とそれぞれ違う場所に住んで活動してたんです。そんな時、ツアーで九州を訪れた際に高島の存在を知って、もし全員がこういう島で最低限の生活費で暮らして、音楽にもっと時間を割けられたら何かが変わるかもと、みんなで移住を決意しました」

ーー音楽活動が移住のきっかけだったんですね。

「うちのリーダー、NINI(ニーニ)がいち早く高島へ移住したのですが、島での雇用や人間関係の基盤を築いてくれたおかげで、メンバー5人とその家族全員が高島へ移住できました。音楽つながりの知り合いも家族ごと移住してきたり、僕らの家族を含めて、十数人は移住してきています」

ーー現在、ANCHEさんは島でどんな暮らしを?

「昼は農業、夜は音楽活動をしてます。仕事も17時には終わるので、家族の時間もたくさん作れます。島暮らしのいちばんのメリットは、静かな環境で集中して音楽活動ができること。関東にいると、どうしても生活に追われてしまい、自分が何をしたいかが曖昧になってしまうので…。デメリットは、船の本数が限られてることと、音楽のデータ転送などに必要なネット環境。でも今年度中に島に光回線が開通するそうなので、今からすごく楽しみです!」

   ◇   ◇

ANCHEさんが所属する「RAINBOW MUSIC」は、NINI(ニー二)、nonco(のんこ)、PARA(パラ)、ANCHE(アンチェ)、DJ CaZya(カズヤ)の5名からなるグループ。2008年に福島で結成され、2014年以降、長崎県にある高島を拠点に活動中です。

美しいビーチに囲まれた離島での、リラックスした素朴な暮らし。そんな環境の中で生まれる「RAINBOW MUSIC」の音楽は、レゲエを軸にしたジャンルレスなグッドミュージック。

コロナ禍以前は、毎年夏に『タカシマタカラジマ』という数百人規模のフェスを高島で開催し、島の文化や交流に貢献していたANCHEさんたち。コロナ禍が収束した暁には、人も猫ものんびり暮らす美しい高島を舞台に、「数千人規模のフェスを開きたいです!」とのことです。

高島で撮影されたMVも楽しめる「RAINBOW MUSIC」のYouTubeチャンネル
■『NANAIRO PRODUCTION CHANNEL』

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