北海道の1か月予報 順調に夏本番へ

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向こう1か月は、平年並みか高めの気温が予想されており、夏本番の暑さとなる日が多くなりそうです。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

1週目(6月26日~7月2日) 週明けは台風5号の動きに注意

今週末は全般に高気圧に覆われ、晴れ間が広がります。また、上空に暖かい空気が入る影響で気温が上がり、内陸では30度くらいまで上がる所もある見込みです。
しかし、週明けは台風5号が温帯低気圧に変わりながら日本の東を北上する予想となっており、進路によっては北海道にも影響が出る可能性があります。天気が崩れるだけでなく、北海道の南に低気圧が近づくと北からの寒気を引き込むため、週末との気温差が大きくなるかもしれません。
今週末から週明けにかけては台風情報にも注意して下さい。

2週目(7月3日~7月9日) 気温高めで夏日が続く 天気急変にも注意を

2週目は日本海側や太平洋側で平年よりやや高めの気温が予想されています。
7月上旬の平年の最高気温は、札幌で24.2度、旭川で25.2度、帯広で23.2度など、内陸では24度くらい。平年よりもやや高めの気温となれば、25度を超えて夏日が続く所が多くなりそうです。7月に入ると日差しも一段と強まるため、暑さで体調を崩さないように注意する必要があります。
また、気温が上がりやすい時季に上空に寒気が入れば、地上の気温との差が大きくなり、ここ数日のような山沿いでの強いにわか雨に繋がります。暑さを気にするとともに、天気急変の恐れがないのか、日々の天気予報でしっかりと確認するようにして下さい。

3~4週目(7月10日~23日) 太平洋側は霧の季節へ

気温は各地とも平年並みで経過する見込みですが、7月の中旬ともなると、内陸の地域では平年通りの気温の上がり方でも最高気温が25度を超える所が多くなります。引き続き夏本番の暑さとなりそうです。
また、低気圧や高気圧が交互に北海道付近を通るため、数日周期で天気の変わる所が多くなりそうです。
しかし、この先1か月は、地上の高気圧が日本の東海上で例年よりも強まる予想となっています。東海上で高気圧が発達すると、その縁を回って南からの風が北海道へ流れ込みます。
太平洋側の地域ではちょうど海からの風になりますが、沿岸を流れる冷たい海水(親潮)によってその風が冷やされるため、海霧が沿岸の地域に入ってきやすくなります。
例えば道東の釧路では、3年前の2018年7月の霧日数が20日にも上り、3日に2回のペースで霧が観測されていました。
今年も霧がかかりやすくなる恐れがあるため、車で太平洋側を通行する際や、船舶関係などは特に注意が必要になりそうです。

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